僕の毎日


by
ゆ り:)Y◇H◆E

−プロローグ−
カチッ。
僕は、パソコンの画面を開いた。
すると、画面にはこう書いてあった。
『あなたは姉妹はいますか?』
僕は、何だ?僕には、兄弟は1人もいない。
だから、興味津々でその文字をクリックした。
しかし、文字をクリックした事で、
これからの生活を大きく変えようとは・・・
当然分からなかった・・・
−第1章 僕の妹−
文字をクリックし、HPに行くと、
『あなたに姉妹をお届けします!』と書いてあった。
そのシステムは、自分の希望に完璧な仔をお届けするというものだった。
僕は、妹が来る!と喜び、次のような希望であった。
『可愛い・優しい・僕を本当に大切にしてくれる』という物であった。
しかし、僕は・・・
あ。名前を紹介して無かったね。
僕の名前は、和貴。よろしくね。
僕は、後から、『あれだけの希望に完璧な仔なんているのかなあ・・・』と思った。
−第2章 妹の愛那−
数日が経ち、ぼくの家に妹がやって来た。
彼女の名前は愛那という名前だった。
僕を見ると愛・・・那は、
『君が・・・和貴君?私は愛那だよ!
よろしくね、和貴お兄ちゃん^^』
僕は、とても嬉しかった。
僕の両親はいない。
父さんは3歳の時に事故で亡くなった。
母さんは僕が学校に行っているときに、
『和貴、ごめんね。  母』という紙を残し、
ドコかに行ってしまった。
・・・僕に新しい家族が出来た。
−第3章 妹との日々−
愛那は、希望通りの妹だった。
家事はしっかりしてくれるし、
とても優しい。
まさに本物の妹みたいだった。
しかし、ドコかに違和感を感じる。
何故だろう・・・
−第4章 不思議な気持ち−
違和感を感じ始めてから1ヶ月が経った。
僕は、『何か胸の奥で胸騒ぎがする・・・。どうしてだろう・・・』
と思い始めた。
そんな僕を見た愛那は、
『お兄ちゃんどうしたの?』と声をかけてくれた。
すると、胸騒ぎは消えやがて嬉しさでいっぱいになった。

−第5章 大切な存在−

愛那が来て半年が経った。
突然、家に若い人が尋ねてきた。
その方は、愛那を送って来た会社の方だった。
名前は、前田 誠さん。
・・・え?
僕はどきっとした。
前田さんは、
『愛那を明日引取りに来ます。』と言ったのだ。
元々は、3ヶ月のはずなのに、
3ヶ月も期間が延びていたらしい。
明日は、必ず愛那を返して貰うと言われた。
『嫌だ!嫌だ!新しい家族を失いたくない!』
そう自然に思っていた。
愛那は気付かないうちに大切・・・
いや大事な存在になっていたのだ。
前田さんの言葉を聞いてしまった愛那は、
泣きながらドコかに行ってしまった。
−最終章 永遠の別れ−
愛那が家からいなくなってから、2ヶ月が経った。
家の中は静かさと悲しみで溢れていた。
僕はずっと『あい・・・な・・・愛那・・・愛那ー!』とずっと叫んでいた。
しかし、全然愛那は戻ってこない。

−−−−−今日は僕の16歳の誕生日だ。
寂しくケーキを1人で食べていた。
『愛那に祝って欲しい』
そうずっと思っていたのだ。
すると、玄関にチャイムの音が鳴った。
僕は、玄関のドアを開けた。
愛那がいたのだ。
『お兄ちゃん、16歳のお誕生日おめでとう!』
僕は、嬉しさでいっぱいになった。
後ろには、前田さんがいた。
前田さんは『愛那をあの後、川原で見つけました。
至急こちらで引き取りましたが、愛那はずっと、
お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・とずっと言っていたので、
あなたにこれからも愛那を引き取って頂こうと思いココにきました。』
前田さんの言葉を聞き僕はびっくりした。
愛那は、僕の事をずっと言っていたなんて・・・!
愛那の方わ振り向くと、愛那は少し照れくさそうにしてこう言った。
『心配かけてごめんね;
これからもずっと一緒だよ!
よろしくね!お兄ちゃん^^』
僕は愛那を嬉しさが消えるまで抱きしめ続けた。


                      〜END〜

おまけ

僕の家には家族が増えた。
犬を買った。
名前は、和那となずけた−−−−





ゆりの感想

つくるの意外と大変だった;
でも楽しかったなあ・・・