毒道わんだあ☆ルート


by
茉莉花


この世は非常識なことも存在する


それを信じぬ科学者達に


抵抗心をもったもの達が


一人の少女を襲いに襲撃にかかる


その少女の名は


「空」


第一話   「一人の空」
空は目覚めた。


とある少女の空も目覚めた・・・。

「ん・・・朝か。」

これからを迎える朝なのにいつも彼女はそっけなかった。


それから彼女はミシミシときしむ階段を降り台所へと向かった。
それから食パンと牛乳を食べ終えるとランドセルをもってドアに向かった。

いってきます

心の中で想い、彼女は家を飛び出し、学校へ向かった。

向かう途中、誰かに

「うわ、家族がいねぇ空のやつがきた」とヒソヒソ話をするのが聞こえた。空はそれをグッとこらえて、学校にきた。


ここで彼女の過去を話そう。

そう、彼女には


家族がいなかった。


時をさかのぼり4年前。


彼女は熱を出してしまった。

運の悪いことに、熱を出した日は家族全員で海外旅行に行く日だった。家族は後ろ髪を引かれる思いで海外へ向かった。空は叔母にまかせられた。


そして次の日、不幸がおきた。


飛行機に乗っていた家族たちが全員・・・

飛行機事故で亡くなった。

それ以来、家族がいなくなり、叔母も亡くなった。

そしてそれは周囲にも知られ
空はいじめの的となっていた。

空が学校に入ると同時に皆、空を見た。
そして「おはよう」も言わず空を無視した。空はなれている。昔からそうだったから。
どうして親がいないだけで違うの?このまま一生友達できないの?

こう思っていた。

だけど今では、なれていた。
それは悲しいことでもあった。

時間はあっというまに過ぎ、みんなが帰る時間になった。
空も帰るしたくをしていた・・・



女子たちに呼びとめられた。

きた、いじめだ。

空はそう思った。

「ちょっとあんた、きなさいよ」

空は目をそらし、いそいで駆け出した。
いじめられないように・・・

目をつぶり、廊下を走った。

そして校舎をでていき、足の速さも弱まってきた。

そして。帰る途中にある、ごみ捨て場で目が止った。

いつもそこに鏡がおいてある。なぜだか誰も回収にこない。ずっと前からだ。

だけど、もっと気になったことは。

銀色の鏡が黒くなっているような気がした。

空は気になりその鏡に手をのばした。

その瞬間、空は周りが真っ暗になるのを感じた。


次に目をあけたときは・・・森の中だった。







<作者からひとこと>

第二話、続きます;;
なんか長くなっちゃったな・・・忠告です、これは魔法系の物語でろくなことありませんv




彼らの襲撃の計画が始まる前に


信じぬ者と同じ場に住む少女が


彼らの領地に足をいれた。


その世の世界に踏み込んだ者は




「死」


第二話    「攻と言う名の友」
あれ・・・?ここ・・・ゴミ捨て場・・じゃない?
森・・・?

ゴミ捨て場の近くに・・・森なんてあったっけ・・・

ん?


空の足元にボールに手足が生えたような生き物がいた。
空は思いっきり叫んだ。


「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」


その悲鳴のせいか、次から次へと似たような生物が空の周りを囲んだ。


そしてその生き物は空のほうを向き、いっせいに口をあけ、そして口から何か白いものをだした。


こう・・・げき?


空は足がガクガクふるえて、逃げる暇もなかった。

叫び声もあげられない。恐怖!!!


その白いものが空に向かい
空は目をつぶった




ココデシヌノ?




あ・・・・・れ・・・・


いつまでたっても攻撃はこない。
おかしいな。


空は目をあけた。




見渡すと、生き物は全滅していて、そのかわり童顔の男の子がたっていた。



その男の子は空に語りかけた。


「ヘヘッ、お姉ちゃん、危ないとこだったね!」





彼の名は功。


魔術を操る者だ。



「お姉ちゃん、変なもの着てるね。」

功は空の服を指差していった。


空にとっては功のほうが変な服装だが・・・。



「?」

よく言っている意味がわからないので首をかしげた。



「何?どしたの?」


と功はいった。そして
「姉ちゃん名前なんてゆーの?」


と功は言った。


・・・


「『空』っていうの。」

「へー。」


「もう1回言うけど僕は功っていうの。コーチャンって呼ばれてるよ。」



彼の顔があまりにもニコニコしていたので空はフッと肩の力がぬけたような気がした。



続く




<作者よりことこと>
>パパ〜
コーチャン出現させたよーw
次回で明らかになります^^;
予告
ほら、語られる。その言葉が。


彼の口からでた言葉は


信じられない言葉だった
ほら、語られる。その言葉が。


彼の口からでた言葉は


信じられない言葉だった







第三話    「この世界は」




「ねぇ、空姉ちゃん、ここにいると・・・・





・・・・・・・・・・・・・・・・・死ぬよ。」




!!?

空はまた体を固くした。
え?死ぬ?
死ぬ・・・?



「どういうこと?」

いつの間にか声がでていた。



そして功は言った。

「はああ、空姉ちゃん、もしかして三次元、いや、人間界のでしょ」


そんなこと言われてもわからない。




しばらく沈黙が続いた。

沈黙に負けた功が言った。


「ま、ここじゃなんだからあそこの岩場に行こう。
ぼくこれからご飯だったんだ。あそこでご飯食べながら話そう」

と言った。


そして海が見える岩場に行った。



功はオニギリをとりだしてハグッとかぶりついた。



・・・・・・・・・





沈黙。功は知らん顔をしてオニギリを食べている。





「グゥゥウウウウウ〜」







空の腹がなった。そういえば、昼飯まだだったよね・・・


功はその音をきいて、
「お腹すいてるんだ。あげたくないけどわけてあげるね」
と言った。


フッ・・・


空は久しぶりに笑った。微笑みと言ってもいいような、かすかな笑いだけど・・・。


そしてオニギリに空もくらいつく。



「おいしいっ!」


空は叫んだ。功は
「でしょ?」
と言った。


空は
「これどうしたの!?」

と功に言った。

功は
「魔法で作ったの」

と言った。



沈黙。



だけど、心の底じゃあ空は笑顔だった。





オニギリを食べ終わったあと功は

「さぁ、さっきの話の続きだね」

と言った。


空は身を乗り出し、海に落ちそうになった。




「空姉ちゃんはね、お姉ちゃんが住んでいる世界から妖術界・・・ううん、怪物が住む、お姉ちゃんが住んでいる世界の人間を襲う世界にきちゃったんだよ」





バチャーン!





言葉に驚き海に落ちた。










_________________________________
作者より・・・


ずいぶん遅くなっちゃいましたね・・・結局結果わからずじまいw

この第三話で二話の続きをく わ し く話すつもりだったのですが・・・

オニギリ食べて終わっちゃいましたね・・・
なので第四話で詳しく話します。・・・・・・・多分・・・
予告
助けて







泳げない







意識が薄れてゆく







暖かいものを感じた瞬間







見覚えのある場にいた








「大丈夫?」





「大丈夫?」


功の言葉がきこえた。


「ん・・・」



目をゆっくりと空はあけた。
第四話  「功の語った話」
「よかったあ、意識なかったから衝撃魔法使わなきゃいけなかったよ。あ。それと落ちた姉ちゃんを助けるために浮遊魔法もね」

ケラケラ笑いながら言う功は楽しそうだった。


「?」

空は首をかしげる。


「じゃ、さっきの話しようか。さっきの岩場じゃまた落ちちゃうよね。今度はどこにしようかな♪」
と功は笑いながら言った。


「ふん、いいよ、岩場で。もう落ちたりしないもんねーだ」

と、空は言った。


「じゃ、岩場にいこう」




岩場についたとたん、空は功に質問攻めにした。

「ここはどこ!?」
「あなたは誰!?」
「さっきの白い生物はなんなの!?」
「あんなおいしいオニギリどうやってつくるの!?」



・・・最後のは余談だったな。と空は思った。


「うーん、常識すぎて何を話せばいいのかわからない・・・」

と功。

「私にとっては完璧に非常識よっ!」

と空。


「じゃあいうけど・・・長くなるよ」




功はこういった。


「この世の中には二つの世界があるんだ。1つは姉ちゃんのいる人間界。そしてもう1つは僕がいるここ、妖術界・・・」

「妖術・・界・・・?」

それをきいて空は首をかしげた。

「うん、それでね、人間界と妖術界はまったく正反対なんだ。人間界は人間たちで動いている。妖術界は魔法で動いているんだ」

「・・・・・。」

空には少しわかるような気がした。いや、なんとなくだ。本当になんとなくわかったような気がした。

「それでね、二次元とか三次元とか知ってる?」


「テレビでみたことあるけど・・・」


空は自信なさそうに答えた。


「そっか、じゃあ説明しやすいや」

「あのね、空姉ちゃんのいるところは三次元なんだよ。それでここの世界は五次元なんだよ。」


「五次元!?二次元、三次元、四次元ならきいたことあるけど・・・」


「うん、特別な空間なんだ。で、なんでここにいると死ぬっていうと、ここの世界の人達は人間界の人に反感をもっているんだ」


「反感・・・何故・・・」

空はつぶやく。


「君たちの世界ってすべて科学で終わってるじゃない?ここの人達はそこに反応したんだ。ここの世界っておかしなことだらけじゃない。それなのに君たちの世界は科学で否定している。ここの人達にとってはそれはこの世界を否定されているようなもんなんだよ。科学じゃないのにね。で、姉ちゃんたちの世界の人間をうらんでいる・・・」


「ってことは私もうらんでいるの?」

「うん、そういうことになるね・・・だから死んじゃうんだよ。人間のところにすむってわかったらここの世界の人たちは君を殺しにくる」


「こっ・・・」


「だから危ないんだ。空っていう名前もやばいね。空ってきかれたらすぐに襲われるよ。」

「え・・・でもコーチャンも危ないじゃない。私の世界にもコウって名前の人いるよ」


「僕は危なくないよ。たしかに姉ちゃんの世界にもいそうだけど、僕の名前はこうかくんだ。」

そういって功は杖をだして光文字を岩場に書いた。


「功」 と・・・

「ほら、これ、攻撃力の功ってよむんだ。これで妖術界の人だってわかる。それに比べて姉ちゃんの名前は漢字さえもかわらない・・・」


「・・・」


「だから、名前決めないとね☆架空の名前。ボクが考えてあげるよ」



「な・・・名前・・・?」


「うん、そうだなあ・・・」


・・・・・・・・。





「よし、決めた!姉ちゃんの名前は







・・・・・・・・










_________________________________________
あとがき

え・・・何これ(笑)一応、説明したけどオニギリのつくりかたとかいってないし(汗)
ぬけてることもあるね・・・まあそれは次週に(笑)

それで名前も続きで。いったいどんな名前になるのか楽しみにしていてくださいね(ヤメロ


予告
彼の言葉は
















魔法の言葉だった
第五話  「空の別名!?」
「よし、決めた!姉ちゃんの名前は








ラインだ!」



ら、ライン?

「どうしてラインなの・・・?」

と、空が問うと、

「なんとなく頭に浮かんだからだよ・・」

と功が答えた。


そのとき、功の笑った顔の瞳が一瞬哀しそうに、影ができたようにみえた。しかしすぐに元の顔にもどった。

空は気になったがすぐに
「へー、わかった。」

と答えた。

そして功は

「で、殺されちゃわないように、これからボクが空姉ちゃ・・・いや、ラインに魔法を教えるよ。そのためにはアイテム、買わないとね」


と言った。

空は・・・いや、これからはラインと呼ぶべきだ。

ラインはその言葉に輝いた。こういうのゲームでしかできない。だけど、今、私は・・・本当に・・・できるんだ!

信じられなくてラインは頬をつねった。

「いででっ!」

その光景をみて功は「うわぁ・・・おかしいことやってるよ」とでもいうふうな表情をむけてきた。

「じゃ、ショップにいこうか」

功は岩場を立ち、ラインに背を向けて歩いていった。

「ま、まってよ・・!」

ラインも急いでそのあとを追う。





ついたところは・・・





小さなお店だった。


だいたい普通の家と同じぐらい。
で、ガラスケースなどに品物が入っている。
(気になったのはビンの中に入っている謎の物体)


ラインはそれをゆっくりと眺めた。

妖精がもっていそうな銀色のステッキ・・・
虹色に輝く飴・・・
とてもぶあつく、茶色い革の本・・・

いろいろあった。
そしてビンの中に入っていたのはヘビだということもわかった。


そして功はラインに問いかけた。

「ねえ!どれがほしい!?僕のもってる杖!?それとも妖精がもってるステッキ!?それとも杖とステッキを混ぜたような長いステッキ!?」

わ・・・

言われてクラクラしてきた。わかんないよ・・・

とりあえず適当に、

「ふえ・・・長い・・ステッキー・・・?」

って適当にいってみた。

そしたら功は

「OK!!すみませーん!これください!」

と叫び、ラインに買ったものを渡した。


ラインはいまだにクラクラ、ほえほえ(?)しながらも渡されたものをみた。

その瞬間に、クラクラほえほえが直った。






________________________________

<作者より>

微妙なところでとまったなおい!
うぇーふ、コーチャンのいった癒しの水はもっと先になってから登場させるよ^^
お楽しみにね★(待て
予告
それは・・・






つやつやしていて






綺麗な、綺麗な・・・






一本の棒だった。






その適当に答えた一本の棒のおかげで






大きく世界が切り開いてゆくのだった
・・・・



綺麗・・・・


私、こんな綺麗なものみたことない・・・


今まで汚れたものばっかりみてきた



なんかわかんないけど




この杖が私の運命のような気がする
第六話  「魔法の授業」
「ほら、きて!簡単な魔法を説明するよ!」



ビクッ!!


ラインはいきなりもとの世界に戻された。


「何びっくりしてんのさ」


功は笑いながらいった。


「う・・うん」




「岩場にいこう、魔法教えるから」




岩場に戻るとき、功はずっとしゃべらなかった。
ラインは、その顔をちらっと見てみた。

悲しそうな顔をしてる・・・。


ラインは、わかんないけど名前をつけてもらったときのことで悲しんでるのかなと思った。

わかんないけど、そんな感じがした。




岩場についたとたん、功はしゃべりだした。



「あのね、アイテムをもたされた人間には『ペクテル』っていう経験値みたいなものがつくんだ」


「ペクテル?変な名前」


「それでね、ペクテルがあがると、レベルみたいに『ペテル』っていうのが上がるんだ」


「ぺテルが上がると、技をアイテムが記録できる。また、ぺテルが上がるとアイテムの持ち主の技を操る能力もあがるんだ」


「ペクテルをあげるには、アイテムを使ったり、外を歩き回ったり、膨大な知識を手に入れたり、モンスターを倒したり、技を何度も練習したり・・・そんでたまってくるんだ」


「へええ!じゃあ、うちのペテルわかる?」


「1ペテル」


「それって多いの?少ないの?」


「一番最初。つまり一番低い」



「ええええええええええ・・・」


「だってはじめたばっかだもん。何もやってないでしょ?」


「あ。そっか」


「それでね、今ペテルをあげるためにボクが今簡単な魔法を教えるよ。」







「みてて。これが一番最初に覚える術、導きの灯火(ともしび)」


功は杖を空にむけると



「導きの灯火よ、ライト!」


と唱えた。




そのとたん、杖に白い光がともった。




「わっ・・・」



とても強い光にラインは目をつぶった。




「ラインもボクと同じことやってみなよ」



「あ。うん」



ラインは長い杖を空にむけて





「導きの灯火よ!ライト!!」


と唱えた。





そのとたん功とは違う真っ黒な光がでた。









「あれ?黒い」



と、ラインがつぶやいた。



この術ってなんのためにあるんだろう・・・





ふとしたときにラインは思った。




それからすぐ、功を見た。





功は黙っていた。



光がでたとき、功は、ラインが闇の道の者だと知った。



黒い光は・・・闇を表すもの。




孤独につつまれた色だ。



最初にこの技を覚えなくてはいけないのかは






光か闇かを知るため・・・





「こ・・・コーチャン・・・?」






気付くとラインが自分の目の前で手をヒラヒラふっていた。



「ああ、うん。なんでもないよ」



功はそういい、



「術を覚えたんだね。じゃあ次は第二の術」






____________________



ほい!終わり!(待

長くなっちゃったなあ・・・

なんか功を可愛い性格にしようと思ってたのに深刻な場面が多い(笑)

がんがろー(ぇ

予告
まだ何も




わかんないんだ




今度こそ助けてくれる人なんて




いないんだ







ねえ、怖いよ・・・・






怖いよ・・・!

「術を覚えたんだね。じゃあ次は第二の技」


「あ・・・うん」
第七話 「暗闇の森」
「疾風(はやて)の術・・・」




功はそういったとたん、両手で杖を持ち、杖を上にむけ



「疾風よ、ウィンディ!」


と唱えた。


杖がヴォン・・といったと思うと、


ビュン!と杖と一緒に上にとんでいった。


まるでロケットみたいに・・・


とても早くてみえなかった。


そしてあっという間に消えた。



かと思ったら、今度は杖がこっちをむいたまま飛んできた。
功は杖のはじっこにつかまってこっちにきた。


ずどっ!!!


杖が地面にささった。



功は地面に立ち、杖をぬいた。



「こういう術だよ」



「杖が力をため、風をだすんだ。そんでロケットみたいに風をだしてとんでいく。杖につかまってれば一緒にとんでゆけるよ」


「ほえー!!」


すごい術だなこりゃ・・・



「最初に杖をむけた状態から空を飛ぶんだ。杖を左にむけて飛べば左にとぶよ」


「とまり方はね、さっきみたいに上にいった場合は、もっているところをグイッ!と引っ張ればいい。そしたら杖は反対になって、自分も反対になるけどそのまま落下していく」


「右、左の場合は、ストップって言えばとまるよ」


「なんで空中じゃストップだめなの?」


「そしたらそのまま地面に落下して墜落しちゃうじゃないか」


「あ、そっか!」


「で、杖がすべてをあやつってるからぜったいに手を放しちゃだめ!わかった!?」


「う・・うん!」


「じゃあやってみてよ」



杖を空に・・・



「疾風よ、ウィンディ!」



そのとたん上にむけた長い杖がいきなり上にとんでった。


はやくて、手を放しそうになり慌てて両手をつかんだ。



わあ、早い!どんどん太陽に近づいてくみたい・・・!


とまらなかったら、ずうっとずうっと上までいって宇宙までいくのかな!?


わあ、どんどん上にいく!



そのとたん、変な感じがした。



あれ、耳が変だ・・・



あ、そうか。気圧か。高くいけばいくほど耳が変になるんだ。



ラインは急いで握っていたところをひっぱった。



そのとたん長い杖はグイン!と反対になって、すごいスピードで下に落ちて言った。


「あわわわわわ・・!」


ラインは落ちそうになった。



逆さま状態。すごいスピードで落ちていく。



怖い怖い・・・!



ラインは目をつぶった。



どすっ!



「きゃっ」



すごい衝撃があったかと思い目を開けたら、杖が地面にささってた。


ラインは地面に座っていた。



「びっくりした・・・」



功は


「あはは、着地不成功だね。それにしてもすごいくまでいったんだね。ささる衝撃がすごかったよ」



「あ・・・あはは・・・」


「んで、ここが深刻なんだ」


「何?」



「ラインは人間界にもどりたい?」


・・・・・・・・・



さっぱり、わからなかった


自分のもといた世界に?



あの汚れた世界に?



孤独という世界に?



冗談じゃない。




「戻りたくない」



きっぱり言った。



「そっか・・・ならどこにいればいいの?ここにいるつもり?」


・・・・・・・・・

わかんない・・・



だけど



だけど、孤独の世界よりは此処のほうが


安心してるんだ・・・



「うん、こっちのほうがいい」


「そっか・・・だけど、いたら殺される。やっぱりボクは君を送り返さないといけないんだ。何故魔術を教えたかと言うと殺されないため。そしたら、人間界の人間だってわからなくなるから」



「え・・・いやだよ、あんな世界・・・」


「あそこが君のいるべき場所なんだよ・・・」



「いやだよ・・・・!」


私はこの世界が気に入っているんだ!


あんな暗闇に戻りたくない!


孤独なんてもういいよ・・!


ここにいたい!



ラインは気付くと、かけだしていた。



戻りたくない!



もどりたくない!



モドリタクナイ・・・!!



気付くと、森の中だった。



真っ暗な、真っ暗な・・・



「あれ・・・変なところにきちゃった・・・」



そこは最初にきた森とは違っていた。



ぜんぜん光がなかった。



暗闇の、真っ黒の、木がたっているところだった。



下をみたら、銀色の薄い花・・・幽霊みたいなものがウジャウジャしていた。



え?なにこれ?



怖くなってかけだした。


白い幽霊みたいな花はついてくる。



ふわああああ・・・と・・・



「いやあああああああああ!!」


叫んだ。助けてくれる人なんていない。


光がない暗闇の中で転んだ。



白いものはどんどん近づいてくる。



最初のように、もう功のような助けてくれる人はいない。



助けて、助けて!



誰でもいいから・・・助けて・・・・・・!!!



白いものが近づいて・・・たてないままのラインにむかい、何かの液体を地面にバアッ!とだしてきた。



___________________________






うっきゃー!死んじゃうのかな?白い液体って・・・w

植物好きなパパにはわかるかな?これはある植物がモデルだよ。


さあさあ、襲われちゃいました。ラインはどうするんでしょうね?

功は登場しませんよ(*´w`*)

ひとりでどうなるんでしょうね?さあお楽しみに(ヤメロ
予告
あんなとこにいるのもやだ






こんなとこで死ぬのもやだ






まだこの世界で







何も見つけてないのに

白いモノが液をだしてきた。






その一瞬の間にラインは立ち上がり隣の地面にジャンプした。






これで助かった・・・
第八話 「失速の中で」
しかし白いモノはまだいる。



ラインはなんとなくひらめき、杖をだした。そして光のない上へとむけた。



そして



「疾風よ、ウィンディ!」



そのとたんラインの体がうきあがり、



すごいスピードで上へ上へとむかっていった。



下をみてみると、



「!?」



白いモノが木をつたって上ってくる。



白いモノもすごいスピードだ。



しかもあの液体をぶちまけながら・・・



液体は木にあたった。



その瞬間に木が腐り始めた。



うっひゃあ・・



でも木が無くなれば大丈夫だよね・・・・・・・



しかしいくら上にいっても



上にいっても



「なにこれー・・木に果てがない・・・」



なんて森なんだろう・・・



そう思いながら、杖は上にいく。



このままじゃあキリがない。



ラインは杖の先端をひっぱり、杖を逆方向にした。



杖は下へと落ちていく。



しかし白いモノと接近してゆく。



そして・・・



「導きの灯火よ!ライト!!」



そのとたん突っ走っていた杖の先から光がでた。



それは真っ黒とは違う



黒みたいな灰色。



その光にあたった瞬間、生き物はギャー!というけたたましい悲鳴をあげて



下に落ちていった。



「た、たおせた・・・」



でも、落ちていく。



だからまた先端を引っ張った。



そのとたん、杖がまた上へと突っ走り始めた。



どんどん上にいく。



しかも灰色の光を放ちながら。



そしてすぐ明るみになった。



さっきは上にいっても暗かったのに・・何故・・・?



それは下をみればわかるものだった。



「えええ!?」



森だ。森のうえに。森の真上に。影がある。



真っ黒い、影が森全体を覆っていた。



木の下をみるとまったく影がなかった。



どうやら、この森の木の影は上にあるようだ。



しかし



どんどんどんどん



上にいく。



でも、ここで下に下りればまたあの森に戻ってしまう。



しかしどんどん上にいく。



ラインは怖くなって



まさか宇宙にいったりしないよね・・とつぶやいた。



今自分が言っていることを深く考えてみた。



ずっと上にいけば空をこして宇宙なんだ。



じゃあやっぱり宇宙にいくのかな



宇宙って・・・・・



空気・・・ないよね・・・?



たらーりと冷や汗が流れたあと、



「ぎゃああ!大変!大変!」



と慌てて落ちそうになった。



おっと、ここから落ちたら死んじゃう・・・



しかしどんどん上にいく。



上を見上げれば・・・・・



雲だ!?雲がある!?



じゃあ、しばらくすれば



雲より上にいっちゃうってこと〜〜〜〜〜〜!?



どどどど、どうしよ・・私、左右に移動させるやつしらない!!



ということは下にいってあの恐ろしい森にもどるか



宇宙にいくか・・・・



いやー、やだやだ!



でもどちらかを選ばなきゃ・・



死ぬ・・・!





________________

あほじゃん!って思った方、ご勘弁ください。
うおー、話がどんどんでてくる。


ネタバレ?え?話がわかってるって?

どうせ飛び降りるとかいうんだろ?






・・・・・・・。





それじゃー次回をお楽しみに(逃
予告
戻るか




死ぬか




どっちか




でも




ひきかえしたら




勝った意味がないじゃん




でもそしたら




やっぱり宇宙にいくのかな




上にいってるとき左右にいく技も教えてよ・・・・




どうすればいいのよーーーーー!
とまらない




とまらない・・・




雲をつきぬけても・・・
第九話 「とまらない」
「うひゃーん、どうしよー」



こうなったら飛び降りるしか・・・



そうして下をみたラインの顔が



青くなっていくのだった。



「と、とびおりるなんて・・・ば、ばかね。とびおりたら即死よ・・」



でも飛び降りたほうがいいのだろうか?



下は森だから上手く木がクッションになるかもしれないし・・・



いや、やはり死ぬだろう。



でも下にいくのはやだな・・・


でもどうしよ・・



あれ・・・耳がよくきこえない・・


いたた・・



そうか、気圧にやられてるんだ。



やばいな。



やばいな。



あっっっ!



下は全部雲だった。



もう上には雲がなくて・・・



雲を通り過ぎちゃった・・・



やばい、降りなきゃ、うっひゃああ・・・どうしよ・・わーん・・・



あ。そうだ。



右に柄をむけてみて呪文をとなえてみるのはどうかな。



そしたら右に移動してくれる!!



柄を動かそうと思ったのだが・・・



動かせん・・



空中で私は何をやっているんだろう・・・・



やっぱりだめかあ・・・



ああ。このまま宇宙で死ぬんだ。



死ぬんだ・・・・・・



死ぬんだ・・・・・・・・・・・・・・・・



どうせなら目をつぶって宇宙に逝こうと思った。



目をつぶったそのとき!



杖の下のほうにドスン!どいう重い衝撃が走ったかと思うと



ふよふよと、ふわふわとしながら地上へ降りていくではないか。



ふわふわ、ふわふわ・・・



落下している感じじゃない・・・



風船の中が落ちてゆくみたいなやわらかい感じ。



そして地上についたとき、そこは森ではなかった。



あとから杖もおりてきた。



よかった・・・でもなんで・・・



「ふぅ、よかったあ・・・」



声がするほうをみたら・・・



「コーチャン!!」



「ラインどこいってたのー。探したよー。ついてったんだけど追いつかなくってさあ・・・」



「あ・・ごめん・・・」



「だけどヤダーーーーーー!!っていいながらかけてったからよかった。
声で居場所がわかったんだよ」



「・・・・・」


「でも森にはいったとたん声がしなくなって焦ったよ。」



「・・・・・・うん・・・」



「そんで上をみたら人間が一直線に空にふっとんでんだもん」



「・・・」



「あんな不着地しそうなのラインしかいないしさあ」



「だったらなんで助けなかったのよー」



「あれ?さっき、安全にラインを地上におろしたのボクだよ?」



「だったらさっさと助けてくれればよかったのに・・・」



「だって早くてさあ・・・ねらいがつかないんだよ。なかなか当たらなくって苦戦してたんだ」



「・・・・・・・・ごめんなさい・・・」



「いいんだよ。で・・さっきのこと、終わってないよ」



「・・・・・・・・・・・」



「もとの世界に君を戻すよ?わかった?」



「・・・・・・・・・・やだ・・・」



「まだいってんの!?ラインはこの世界のものじゃないんだ!
理由はどうあれ返さなくちゃいけない人なんだ!!!!」



「でも、鏡にふれたらこっちにきたのよ!?それなら導いてるって意味じゃないの!?この世界にいてもいいって意味じゃないの!?」



「え?ちょ、ちょっと、それどういうこと・・・?」



「帰り道に長年ほおりっぱなしの黒くなった鏡にふれたらこっちの世界にきたのよっっっ!!!」



ま・・・まさか・・・



なんてことだ・・・・ラインは闇からの歓迎者だったのだ・・・



________________________


ぶはー!飛び降りなくてよかった!よかった!(死)

やっぱりコーチャンをどうしても深刻バージョンにしちゃうヾ(*´∀`*)ノ

なんとかならないかなあ・・・
予告
殺されるための「おとり」なのだろうか





それとも





もっとも闇側に愛された人間なのだろうか
闇は・・・






ボクの最愛を打ち砕いたもの
第十話 「おとり、それとも歓迎」
「ライン、その話、よくきかせてくれない・・・」



「あ。うん・・・」



「あのね、私って虐められてるんだ」



「虐められてる?どういうこと?」



「私には両親っていうものがない。お空で死んだんだ・・」



「・・・そうなの・・・」



功はどうもこういう話が苦手なのかションボリとした表情をみせた。



「でね、そのことはクラス全員がしってるんだ」



「へー・・・クラスって学校の?」



「うん。それでね、みんなが私のノートとかをびりびりにやぶいたり、ばーかとかいってきたり・・・それに・・・」



「それに・・・?」



「リンチされたことも・・・ある・・・」



「リンチ・・・?」



「集団で暴力をふるうことだよ・・」



きいた瞬間功は目を丸くした。



「で・・・毎日、毎日同じことされてた。やってきた宿題とかを貸してってむりやりとられて、トイレに流されたことだってある」


「で、帰ろうとしたら声かけられたんだ。どうせ虐めにきまってるよ。怖くて逃げたんだ」



「・・・大変・・・なんだね・・・」



「うん・・それで、家の前に誰に捨てたれたのかもわからないさびた三面鏡台があるんだ。その三面鏡、誰もとりにこないの。ゴミ捨て場においてあるのに・・・」



「へー・・・」



「で、いつもならそれを無視して家の中に入るんだけど・・・
その鏡が黒かったの」



「何かを反射してたんじゃない?」



「ううん・・・鏡の中に世界があるみたいだったの。その鏡の中の世界が黒くなって鏡にまで見えたって感じ・・・」



・・・


やはりそうだ。



功にはわかっていた。



「それで?」



「不思議になってなんだろうっておもって黒いのを触ろうとしたんだ」



「そしたら・・・」



「そしたら?」



「この世界にいた・・・」



「あのね、ライン・・・話しておかないことがある」



「何?」



「この世界には闇っていうもんがあるんだ。」



「闇?暗闇?」



「んーん、違う。心の闇みたいなもん」



「・・・孤独・・みたいなやつ?」



「そう、それも闇の一種だね・・・」



「それでこの世界には闇を操る魔術者がいるんだ」



「へー・・・!!」



「そいつ、この世界で一番強いんだ」



「ええ・・・?ペテルはいくつなの?」



「・・・・・一番高い・・・150・・・」



「えええええええええええええ!?」



「でね、闇って恐ろしいんだ。人の心を操るし・・・人の頭をおかしくすることだってある」



「・・怖いね」



「言って・・・いいのかな・・あのね、前いったようにここの世界の人はラインみたいな人間を嫌ってるよね。だからラインをおとりにして、あっちの世界に此処の世界を主張しようと思ってるんじゃないかな」



「どういうこと?」


「だから、ラインを捕まえて、あっちの世界の科学者たちに、

「奇跡なんてないっていうのはやめろ。この世界があるんだ。今すぐ奇跡はあるってみとめないとこいつを殺すぞ」

って脅すんじゃないかな・・・」



「無理だよ・・そんなこと。家族がいない、虐められてる。泣き虫、弱虫、友達いない、一人ぼっち・・・こんな役立たずの私、別に死んでもいいんだ。世界は動かないよ・・・」


功は悲しそうな顔をした。



何か言いたそうだが言葉がみつからなくて迷っているって感じだ。



「だけどそれより、ボクはこう考えるんだ。」



「・・何・・・?」


「ラインは孤独を持っている。つまり闇を心にまとうんだ。しかもずっと前から孤独をもっている・・・すなわちね・・・



心が闇につつまれた人間だってことになるんだ」



私が・・・闇・・・



「だから・・・闇の魔術者、ううん、本当は闇皇っていうんだ。そいつはラインに一緒に闇で人々を・・・苦しませようって歓迎してるんじゃないかなって・・・思うんだ・・」



「私が・・・闇になるの?」



「うん。だけど君はあっちの世界・・・しかも絶対に闇に手をだしてはいけないんだ・・・だけど・・闇皇が君をこっちに引き寄せただとすると、闇皇しかもとの世界に戻せない」



「やだ、戻りたくないよ」



「ライン・・・わかってよ。そっちがイヤでも、君が其処で生まれたんだ。其処で生命ができたんだ。あくまでもこっちでできたんじゃない。其処が君の故郷なんだよ・・・簡単にいうと、君はよその家にきているみたいなもんだ。いやっていうのは、君がよその家に帰りたくないって意味だよ。本当にいるべき場所は、生まれた場所じゃないの?

そこで土にかえるんだ。こっちじゃだめだよ・・・」


「だけど・・・あっちにいても楽しいことなんてない・・」


「わかる、わかるよ・・・だけど楽しくなくても・・・






 本当の居場所で安らげるべく孤独と闘うんじゃない!!!?」



「・・・・・・・・・」



「どうなの!?ねえ・・・!!」



「・・・・・・・・・・・・・・・・わかった・・・」



「よかった、わかってくれて・・・」



「たぶん、おとりじゃないと思うよ・・・だってあっちの世界の鏡に闇をだすなんて闇皇しかできないことだもん」



「だからやっぱり・・・・・・・・・闇皇を倒すんだ。そんで元の世界に戻るんだ」



「・・・・・・・・・わかった・・・・・・・・わかった!!!」



        +冒険は、まだ始ったばかり+
予告
やっと



喜びを



苦しみを



感じられるたびになった。



約束して



一緒に闇を倒そうって・・・!
番外編 〜おにぎりのお話T〜 
ラインはふとしたときに思っていた。




コーチャンって・・・・何味のオニギリが好きなんだろう。



会ったばかりのとき、功から魔法で作ったとかいうオニギリをもらった。

なんか不思議な味だった。

それと、不思議なことがある。
歩いている途中に功はよくオニギリを食べている。

いったい何処から取り出したんだろう・・・


しかも、お店でオニギリを買っていないのに何故かもっている。




いつしかそのことはラインの大きな疑問へと変わっていた。

よし、こうなりゃきいてみよう。



ラインは功の名を呼んだ。そして・・・


「ねえ、コーチャンってよくオニギリ食べてるけど一体どこからとりだしてるの?」


「ん?☆■※△#だよ」


「え?」

「だから☆■※△#だってば」


「えええ?」


「だから☆■※△#だって・・・」


「ほへえええ・・・?」


こんな会話がしばらく続いた。そしてしまいには・・・







「☆■※△#だったら☆■※△#なんだってばっっっ!!!」








と怒られてしまった。




一体あの言葉は何語なんだろう。ラインの心の中に、またひとつ疑問が生まれてしまった。
<作者より>

なんとなく、話の続きさぼって、書かなきゃって思ってたんだけど
めんどくさいって思っちゃって;
だから番外編にしたんだ。全部で3、4話ぐらいかな・・・
二人の歩いてきた道の後ろには




笑顔があるかもしれない




その笑い声が風にのって前にすすみますように・・・
第十一話 「瓶の少女」
ラインと攻は歩いていった。
その先にひとつの村がみえてきた。



「わ、あの村、瓶(カメ)を作るので有名なところだよ!」

「なんていうところなの?」

「瓶村」

「ぶっ」

平然と答える攻とは反対にラインは思わずふきだした。名前そのままじゃん。

「でもよかった、このまま歩いてちゃ倒れちゃうもん」


もっと先をいくと、柵があり、そこに一箇所、柵がぬけているところがあった。
入り口だろう。
そこに入ると、周りの人たちは、「おお、旅人だ」という感じの目をむけてきた。


そのとき・・・




ダーン!!!!


強烈な音がして前のほうからザワザワという声がきこえた。
何事だろう。


二人は音がしたほうにいくと、そこにはたくさんの人がいた。

その人たちのざわめきの中に、

「まったくあぶねえなあ・・・」
「あいつはこまった出来損ないじゃ・・」
「まったくよ」

などといろんな呟きがきこえる。
予告
だって貴方は






がんばっているじゃない
Miss being able doing.
It is not never such a word.
第十二話 「瓶の少女U」
二人は音がしたほうにいくと、そこにはたくさんの人がいた。

その人たちのざわめきの中に、

「まったくあぶねえなあ・・・」
「あいつはこまった出来損ないじゃ・・」
「まったくよ」

などといろんな呟きがきこえる。


何事なんだろう?



人ごみの中をかきわけてゆく。

真ん中にあったものは・・・






ピカピカの割れた破片と茶色がかった一人の少女だった。
少女は破片を拾っていた。






「は、破片なんて拾ってちゃ危ないよ?」



ラインがいう。

少女はきいてもいなかったように振る舞い、拾い続ける。


おろおろするラインに隣にいた村人が言った。

「ほっとけ、どうせこの村の恥の塊なんだ。拾わせておけばいい・・」



なにそれ・・・


ラインは自分でもすごい憤りを感じた。

だけど言葉がでない。むろん、状況を知らないこともあるけど、言い返せなかった。


そんなとき後ろにいた功がぐいと前にでてきて



「困ってる人は助けるのが常識なんだよ」

といい、杖をあげてなにやら呪文を唱え始めた。


そのとたん少女が拾っていた破片が全部みごとに宙にうき、地面に破片が全部まとめられた。
幼い子が作る、小さな砂の山のように。

少女は唖然としていた。そして小さい声でありがとうとつぶやいた。



いっせいに村人の注目は功に集まった。

「ああああああんた、いいいいいったい何をhg8い@fpts」

「魔法使い!?夢じゃないわよね!」
ろれつの回らない声で言うものもいれば頬をつねるものもいる。



驚くものだけじゃなかった。数人ぐらいは
「魔法かどうだかしんねーけど、そのままアイツに拾わせてやればいーのになー」
「アイツの惨めな姿みることぐらいしか楽しみねーし」

などとひどい言葉を吐き捨ててる奴らもいた。



憤りをまた感じてきた。今度は怒鳴ってやろうと思った。

「おい!てめー・・・」


言う前にラインと功は村人の雪崩で家につれこまれていた。



「ぎゃーーーーーーーーーーーー!!!」



そんな光景をひとり、ポツンと見る者がいた。



「・・・・・・」





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・゚・(ノ▽`)・゚・ワケワカメ
なんだこれ、超笑えるぞ・゚・(ノ▽`)・゚・ワケワカメ ・゚・(ノ▽`)・゚・ワケワカメ
つか更新超遅いくせになんだこれ!
とても中一のかく小説とは思えません(;`-ω-´)ウーン
ちなみに、最初の前置きの文章は「できるであることを逃してください。 それは決してそのような単語ではありません。」
と解釈できますがこの文の場合、
「『出来損ない』そんな言葉なんてない」

と解釈できます(学者風にいってんじゃねえよ

以上。
予告
どうして私だけ、こんなに出来が悪いんだろう