ヒマワリ


by
#ゅゅd#


ヒマワリ


ザー ザー
         ザーザー

雨が降り止まない。
「まったく!何時まで降ったら気がすむのよぉ!」
窓に向かって叫ぶ。
「超、、、むなしい、、」

そう。彼と出会ったのは雨の日だった。








「やっばぁー!!遅刻じゃんっ!?しかも雨っ!!」
50mほど先に見える校門めがけて走る。
あと40m・・・35・・・30・・・

               ダンっ!

転んだ。バカだなー、アタシ。
「いったーい!うっわ、、、泥だらけ・・・」
やる気をなくした私はトボトボ歩く。
「何なのよ〜。これ。マンガよりひどいじゃん。」

・・・・・・・・・・。

『うわ!邪魔だ!どけ!』
・・・・・?
振り返るとそこには・・・
「山下先輩ッッ!?」

           キキーーーーーーッッ

『ぎりぎりセーフ★だよな?あずさ。』
「いえ。もうチャイム鳴りました。」
『マジでっ!?』
「こんなことで嘘つきませんって。」
先輩がアタシを見る。 照れるって///
『ってゆーか何でお前、、そんなに汚いの?』
・・・・・・・。   え?今、、なんて?
『お前、きったねーよ。泥やまのブタみたいだぞ。ハハハ』
「先輩のバカっ!!」
『あ?オイ!待てよ!あずさ!』
先輩がアタシの汚い腕をつかむ。
        ̄ ̄ ̄
「はなしてくださいっ!ブタになんか触りたくないでしょっ。」

沈黙。沈黙。沈黙。沈黙。沈黙。沈黙。沈黙。沈黙。沈黙。

『ご、、、ごめん。』

どうしよう・・・。涙がでてきた。

先輩に背を向けたまま歩き出すアタシ。

『あずさ。』

立ち止まるアタシ。

先輩がアタシの前に来てそっと抱きしめる。

「せ、せんぱい・・///」
『ごめんな。お前がカワイクってしょーがねーんだよ。』
「や、山下先輩ッッ・・・」

言う。今が言うときだ。


好き――と。

「あの、あの、、、」
『好きだ。あずさ、好きだ。』
「え・・?」
『だから、、、好きだ、って言ったんだよ。』

先輩が頬を赤らめる。
か、カワイイー//

『お前は俺がす、好き・・・か?』

「ハイっ!」

その時にはアタシの涙は無かった。
ヒマワリみたいな笑顔だった。




そう・・・雨にも負けないくらいの。






                    
                         ―THE END―
<作者より>


その後2人は遅刻したせいで先生に怒られましたとさ♪


初投稿でっす★
どーですかね?なんか微妙ですねぇ・・・。
コメントいただけたら嬉しいです☆ミ