章ちゃんの贈り物



by
KAORI




「私が守ってあげるからね」

雪咲 姫(yukisaki hime)12歳)

私のお友達、長崎章君は、病気で長年入院しています。
毎日私はお見舞いにいっていました。

姫:章ちゃん、奇麗なタンポポもってきたよ
章:ありがとう・・・
章ちゃんはしゃべる事もせいいっぱいです。

姫:章ちゃんは私が絶対守るからね
章ちゃんはにっこりと笑い、眠ってしました。

章はおきて、姫の方にむきました。

姫:章ちゃんとずっとに一緒にいたい
章ちゃん病気治るといいね
章ちゃんが死んだら姫悲しいから・・
しんじゃだめだよぉ・・・

姫は涙をためながら、ふるえていました。
(死を考えるのが嫌だ)

章:死なない・・死なないから泣かないでよぉ・・
ゲホッゲホッ

姫:章ちゃん!!!

姫はスグに、医者をよびました。


医者:入院しないといけませんね
章ちゃんはすぐに入院してしゅづつを何百回もしました。

章:姫ちゃん・・これ・・昨日作ったんだ・・
姫:ありがとう・・

章:昨日お医者さんにいわれたの。
姫:何を・・?
姫はビクビクしていました。

章:死ぬかもしれないんだって
姫:・・・章ちゃん・・

章:僕は死んでも、姫ちゃんの心にいるからっ・・・

姫:しぬなんていわないでよおおお!

死ぬって言葉がとても苦しい
章:姫ちゃ・・・ゲホッ

姫:章ちゃん・・?

章は口から血をはきだしました。

姫:章ちゃんは私が守るからっ・・

ピ――――――・・・・

姫:しょっ・・・
しょうちぁぁぁぁん!!!!

・・・・―――――

<数年後>
私はだいぶ大きくなって18歳になりました。

姫:章ちゃん みてるかな
私は空の近くの丘で章ちゃんを見守っています。

丘にはタンポポなど、章ちゃんが好きな花がたくさん。

姫:に・・にじ・・?
雨はふっていないのに奇麗な虹が・・。

姫:章ちゃんの私へのおくりものかな?
私はクスッと笑い、こうつぶやきました。

「章ちゃん 大好きだよ」

END