天使の世界



by




     




@〜セレナ〜
私の名前は麻美。

父と母は外国に出張して、1人でいる。

そんな夏休み・・・

麻美が家でゴロゴロしていると、空から光が降ってくるのを見た。

麻美は何だろうと思い、外に出てみた。

すると、そこには・・・天使がいた!

『あなたは・・・誰?』

『私はセレナw羽の調子が悪くて下に落っこちちゃったぁ』

セレナは、軽い傷を手で押さえ、そう言った。

『私は麻美です・・・人間の麻美ですw』

『人間?あの伝説の?

あのさ、麻美の家に居候さしてくれるなら、願いを叶えてあげるw』

何かちょっと不安だが、願いが叶うなら居候さしてあげたい。

そう、麻美は高橋先輩が好きだからだ。

『うん、いいよ!セレナ、ヨロシク★』

こうして、麻美とセレナの生活は始まった・・・

『あぁぁ、夏休みの宿題終わらないよぉ・・・

誰か私の代わりにやてくれないかな・・・』

麻美が冗談で言うと、セレナが来た。

『麻美、私がやってあげよぉか?』

『うん・・・出来るならいいけど、本当にいいの?』

『居候さしてくれるお礼だよw』

するとセレナは、何か呪文をとなえたみたいにつえを振り回した。

すると、一瞬にして問題に答えが書かれた。

『ねぇセレナ・・・私にも呪文覚えられるかな・・・?』

――――つづく――――
A〜天使になりたい〜
『実は・・・呪文を覚えるのは人間がやった事ない。

もしかしたら・・・私のいとこの悪魔:デバルに何かされるかも・・・

麻美じゃなくて、あたしがね。』

麻美は、セレナのいとこが悪魔なんて信じられなかった。

『もしなにかされたら、私がバツを受ける!

だから、セレナ、あたしを天使にさして!』

セレナは麻美の真剣さに大きくうなずいた。

『じゃぁ、麻美が罰を受けるなら、一緒にいる為に天使になろw』

麻美とセレナは、天界へと飛んでいった。

―――始めてきた天界―――

そこには、白い空気がながれ、とても人間界とは違う所だった。

『ここが天界?ここで私天使になるの・・・?』

『当たり前じゃん。私には弟子が居るからw

あっ、天使の名前を付けないと。

麻美の天使の名は・・・』

麻美はドキドキしてたまらなかった。

『リズ!

これから麻美の事『リズ』って呼ぶねw』

それから天界のベッドにもぐってこんな事を考えていた。

【リズかぁ・・・私の望んでいた名前と違うな・・・】

麻美の望んでいた名前は『レナリ』。

でも、これからリズという名前で頑張ろうと思った。


―――つづく―――



コメント

これから麻美の事リズって書きますw

覚えてくださいw by桜
B〜特訓〜
『リズ、これからデバルに特訓してもらうわよ。』

そう、特訓の相手は・・・悪魔のデバルだった。

『1分勝負でワザを使いこなすの。

先に使いこなした方が勝ちよ。

負けても何回でも挑戦できるわ。頑張って。

まず、ワザを覚えないとね。』

そして、ワザを10個覚えた。

『セレナ!全部1人で出来たよw』

そして、悪魔の国へ突入した。

『セレナ、この子がリズか?なかなか弱そうだな。

よし、俺の特訓を見せ付けてやる!』

『かかってきなさい!』

デバルとリズはワザの5個目までいった。

『リズ、頑張って!』

セレナにそう言われたら頑張るしかない。

でも、私はワザの6個目、デバルは8個目までいっている。

このままじゃ負けちゃう!と思ったときに、セレナが言った。

『デバルが油断してるわ!今のうちよ!』

リズは、4個をいっきにこなした。

『勝った!セレナ、勝ったよ!』

そして、2人は次の特訓上へと向かう・・・

―――つづく―――
C〜天界の恋〜
夜。

セレナも完全に寝てしまい

起きている人・・・私だけだった。

デバルに勝ったのが嬉しくて、ウキウキしてたのだ。

デバルの事を考えてると、デバルの事をもっと知りたくなった。

もしかしたら悪い奴じゃない・・・って事。

次の日。

『ねぇセレナ、デバルの事教えてよ!』

『ダメよリズ。デバルは敵でしょ?

私達はいとこだけど、敵なんだよ・・・?

あ、もしかしたらリズ、デバルの事が好きになったの?』

『違うよ、私とセレナとデバルは深い絆でつながってんの!

セレナなんかに私の気持ちが分かる!?好きなんかじゃないって事!』

『リズ!あたしは大人よ!?これ以上逆らう気!?』

『ほっといてよ!あたしの事なんか!』

いそいでリズの部屋に戻ると、リズは思った。

【そっか、あたしデバルが好きなんだ。

好きだからこんなに気にするんだよね・・・?】

リズはセレナの言葉を納得していた。

【セレナ・・・ごめんね。

あたしがいたってどうにもならないんだ。

敵だから私の恋なんか応援してくれないんだ。】

『一緒にいる』って言ってくれたセレナの事を思うと

涙が止まらなかった。

そこでリズはいつのまにか眠っていた・・・

朝。

『リズ?早く起きて。

2つ目の特訓よ?』

セレナがリズの事を起こそうとした。

『ぇ・・・セレナ?

あのさ、ちょっと話したいことがあるんだけど・・・』

『なに?』

『私ね・・・もしかしたらデバルが好きかもしれないんだ・・・』

―――つづく―――
D〜恋はダメ〜
『リズ・・・本当にデバルの事好きなの?

前から言ってると思うけど、敵をあまり気にしちゃダメ。

デバルは悪魔、私は天使、リズは人間・・・いや、天使なんだから。

恋心はあたしが壊す。

マジョリーラブ、ワンミー!!

もう、早く行くわよ?』

『ねぇセレナ・・・まだ胸が痛い。どうして・・・』

『まさか・・・あなたは天使より悪魔的存在かも・・・』

そんな事を言われて、リズはカッとなった。

『悪魔を好きになったからって、何で私が悪魔的存在なの!?

デバルは悪魔だけど、優しい心の持ち主なんだよ!?』

『ねぇリズ、もうワガママはやめて。

本当にあなたは悪魔なんだからね・・・!?』

その時リズは思った。

【天使が悪魔を好きになるなんて、私のワガママだよね。

もうあたし天使にならなくていい・・・】

リズは、涙をこぼすしかなかった。

『リズ・・・?何で泣いてるの・・・?

私、何かひどい事言ったかな・・・。』

『ねぇセレナ、私もう天使になんかならなくていい。

セレナもデバルもリズって言う名前も忘れて麻美に戻りたい。

普通の人間がいい・・・』

『ねぇリズ・・・?

良い事思いついたんだけど・・・』

『え、なに?』

『デバルを天使にするって言うのはどうかしら・・・』

―――つづく―――
E〜ハイレベル〜
『デバルを天使にする!?』

リズは、セレナの思いもよらない言葉に、何もしゃべれなくなっいた。

『え、でも・・・そんな事出来るの・・・?』

『実は、その呪文があるの。

それは・・・【ハイレベル】。

相手の手前に行って、その呪文をとなえるの。

でも、デバルは悪い奴だから・・・』

『悪い奴なんかじゃないよ!』

つい、リズは大声を出してしまった。

『天使にするぐらいなんだから、悪い奴なんかじゃないじゃん!

必ず人にはいいところがあるんだから!』

『・・・

じゃぁ、早く【ハイレベル】の呪文覚えなくちゃね。』

『えっ、私がやるの?セレナがとなえるんじゃ・・・』

『リズ、1日でも早く天使になって

私と一緒にいたいんでしょ・・・?』

リズはその時、かなり胸が痛かった。

何か自分が凄く悪いようなことをした気分だった。

【そっか・・・私のワガママでセレナはやってくれてるんだ・・・】

リズは、自分がセレナに八つ当たりしてるように思えた。

『お手本を見せるわ。

この悪魔の模型を天使の模型に変えるわよ?

ハイレベル!』

『・・・』

一瞬のうちに悪魔の模型は天使の模型に変わった。

『さぁ、リズもやってみなさい。』

『うん、分かった。

ハイレベル!』

すると、見事に成功したのだ。

『じゃぁ・・・これからデバルの所に行くわよ。』

『・・・これから!?』

―――つづく―――
F〜成功or失敗〜
2人は、デバルの所へと向かった。

『デバル。この子はこの前のリズよ。

ちょっとリズの前に立ってくれる?』

『ぇ・・・こ、こうか?』

リズは顔が真っ赤になった。

『な、何お前真っ赤になってんだ?

い、意味分からねぇぞぉぉ??』

そして、リズは深く息を吸ってから・・・

『ハイレベル!』

ボンッッ!

もの凄い煙と一緒に、デバルは・・・

『え、あたし天使になったの?』

『あ、デバルが天使みたいな喋り方してる クスクス』

『結構可愛いじゃんw クスクス』

『ちょ、ちょっと待てよ!

何で俺を天使に変えるんだよ!?』

喋り方が戻ってる・・・

『わ、私ね・・・デバルの事が・・・』

セレナはヤバイと思い、リズの口を押さえた。

『ちょ、ちょっと何やってんの?

私はデバルの事が好・・・』

『リズ、まだ言うのは早いって!』

『そっか・・・ちゃんと呼んでから言わないとね。

ねぇ・・・デバル!

明日、天界に来てくれないかなぁぁ・・・』

『ま、行ってやってもいいけど。』

―――つづく―――
G〜言えない〜
次の日。

ついにリズがデバルに告白する時が来た。

デバルが飛んできた。

『で、リズってゆぅ奴ゎどこだ?』

『わ・・・私ですぅぅ・・・

あの・・・デバル!私あなたの事が・・・す・・・す・・・い!』

『はぁ?すいってなんだよ・・・?』

ドキドキしすぎてリズは言えなかった。

『だから何だっつぅの。早く言えよ。』

『私・・・デバルが・・・好き・・・です・・・』

一瞬物音などが静まった。

『リ・・・ズ・・・?それって・・・本当か・・・』

『う ん・・・』

『ゴメン!返事は明後日に絶対言う!

じゃぁな・・・』

デバルは魔界へと飛んでいった。

『ねぇセレナ・・・本当にこれで良かったの?』

『自分でちゃんと言えたと思うなら、大丈夫よ。

まだあきらめないで精一杯頑張れ!』

『うん!そうだよね。』

実は、リズは自分でちゃんと言えなかったと思っていた。

『ねぇセレナ・・・この前も言ったと思うけど・・・

私、麻美のままがいい?それともリズの方が良い?』

『また言ってるわ。もう今はデバルの事だけ考えときなさい。』

―――つづく―――


コメント
実ゎウチ敵にこの告白が成功するか失敗するか
考えてません(´Д`)
H〜返事〜
次の日になった。

デバルがリズの返事を言ってくれる日が来た。

ドドドドドドドドド・・・

デバルがついに来た。

『リズ・・・昨日の返事・・・

実は俺も前からリズの事が好きだったんだ・・・

秘密にしててゴメンな・・・』

『そ、それ本当?』

『本当だよ。リズは戦ったときから可愛い女の子だと思って

ずっと好きだったんだ。』

あまりの嬉しさに、リズはセレナに抱きついた。

『セレナ!これも全部セレナのおかげだよ・・・!

セレナがいなければ絶対に出来なかったことなんだ・・・』

『良かったわね・・・!』

その瞬間、ピタッとリズの手が止まった。

『リズ・・・?』

その後、リズは倒れた。

『分かった・・・きっとアレだわ・・・

【人間のエメラルド】って言う誰かの仕掛けよ・・・

リズは人間界に戻るようね・・・』

『おい、セレナ、どぉゅぅ事だ!』

『もう一生天界や魔界に戻って来ないわ・・・』

『リズ・・・』

―――つづく―――

コメント
告白成功したぁ!と思ったら
またトラブル発生しちゃったね;;;
次回ゎ最終回!
I〜最終回〜
すると、一瞬にしてリズの体が消えた。

リズが目をさますと・・・そこは家だった。

『あれ・・・ここ人間界?私の家?

あっ、天使の羽とかまだ付いてる・・・』

リズがリビングに行くと、リズ宛ての手紙があった。

内容は

【リズへ

リズは誰かにやられて人間に戻った。

もう一生会う事はない。

だけど、私の事は絶対絶対忘れないでね。

セレナより】

その手紙はセレナからだった・・・

『セレナ、元気にしてるかな・・・

あっ、私の名前麻美に戻ったんだ!』

何か1人で楽しそうにしていた麻美だが、

涙がこぼれてしょうがなかった。

麻美は思った。

【何で・・・何でセレナとデバルと一生の別れ・・・?

ずっと天使でいたかった・・・のに・・・

セレナ・・・セレナ!ずっと天使として願いを叶えてね。】

そして、麻美は空を見た。

すると、空からあの時と同じように光が降ってきた。

『リズ!』

そう、セレナが戻ってきた。

『リズ!リズをイジメた奴、天使警察署で捕まえたわ。

またあたし達と天使になれるよ!』

『えっ、本当?やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

―――END―――

コメント
終わっちゃいましたw
また10話まで小説書くから
そちらも楽しみにしてください!