もみじ望



by
はぐ★+.




プロローグ
私の町はすぐれている


もみじが奇麗だ。



そして




美しい町



信と私(由利)が出会ったのは





もみじ木の下だった・・・・・―――――
@ 紅葉色
「今年も紅葉がでてきたねぇ」


「そうやねぇ。奇麗やなぁ」




「ご・・ごめんなさい。」



「・・・いえ。」



女の子と男の子の声


「本当にすみません・・・どうお詫びすればいいか・・」


「いや。平気です^^」



「ありがとう・・・・」


由利と信は背中を向けた


顔を赤らめながら。



「どうしたん?信ちゃん」


「いや、女の子がお茶をこぼして服について・・」





「そういえば・・・今の服、紅葉学園の子やな?」


「へぇ」


「へぇ・・て、信ちゃん!あの子多分頭いいで」


「俺には関係ないじゃん」


「まぁ、そうやろな」



【紅葉学園か・・・・】


【数時間後】



「やべぇ。なんで紅葉学園にきてんの?俺・・・」



「由利!かえろ?」


「うん」



「いたっ!」

グイッ


「あ・・・・」


「へ?なんですか・・?」


「ほ・・ほら!朝の」


「あぁ。あの・・男の子?」


「そうですよ」




「どうしたの?」





「え・・えーっと・・」



つづく
A 紅葉のお茶と完
「えっと・・あ!そう!たまたま通っただけだから!うん!そうそう!」
信はあははと苦笑いしていた。

「さっきは・・本当にごめんなさい。」
「いや、俺もよそみしてたし。こっちからぶつかってきた可能性もないわけじゃない・・」
「優しいんですね。」
由利はニコニコ笑っている。
(かわいい・・)
信はそうおもった。

「あの、ちょっとまっていてください。」
由利はコップを取り出して、水を入れた。
もみじの葉が落ちていた。
由利は落ちた奴を無視して、ふってきたもみじを手にとった。

もみじをピッカピカに洗って、由利はバックから石みたいなのをとりだした。
もみじの色の後がのこっている。
その石でもみじを削った。
全て石についた。その石をコップの水の中へいれた。

「さっきのお詫びです。紅葉茶・・おいしいですよ」
「ありがと。」
信はそういって、紅葉茶を見た。
(まずそう・・)
そう一瞬思って、一口だけのんだ。
「うまい・・」
もみじ茶、結構いけたりw

「それじゃぁ、さようならっ」
由利は信にさよならを言って、家に帰った。

信が由利を好きになるのはもっと後の話で
由利が信を好きになるのももっと後の話。