笹
by
氷雨
あるところに、一匹のパンダがいました。 そのパンダは子供でしたが、3歳なので、 赤ちゃんではありません。 あるとき、そのパンダはおいしい笹を見つけました。 それをまだ子供なので欲張り、 全部持って帰りました。 そしてそれを部屋に置き、その日は寝ました。 その次の日・・・・・ 「ワアアアアアアアアアン、ワアアアアアアアアン」 パンダは泣いていました。 昨日とってきた笹がなくなっていたのです。 パンダは、その笹を探しに行くことにしました。 最初に行ってみたのは公園です。 _ありません。 次に行ったみたのは幼稚園。 _ありません。 次はプールに。 _やっぱりありません。 パンダはあきらめかけました。 でも必死に探し続けて、このあとに、 小学校、中学校、山のふもと、 友達の家、いろいろ行ってみました。 しかし_ありませんでした。 パンダはもうあきらめました。 「そろそろ夕方なったことだし。。。。」 そう言い、家へ帰っていきました。 川の横を通ったとき・・・・。 「あれっ?」 川の上流から小さな笹船が流れてきます。 パンダは川の上流に上がってみました。 す る と ? 小さなねずみ達が、昨日パンダがとってきた笹で、 笹船を作って遊んでいたのです。 「あの、、、、それボクの笹なんだけど、、、、」 「え、そうだったの?風で飛んできたからつい遊んじゃった。ごめん。 あ、そうだ、よかったら一緒に遊ばない?」 「うん、、、そうだねっ!!」 そういい、パンダとねずみは仲良く遊びました、とさ。 おしまい、おしまいー。 |