さようなら、キキ。


by
ルル★



〜@〜
この話の主人公は小学5年生の奈々。
 どんな話でしょうか。



私の家にはロボットがいるんだ。
 キキって名前のイヌ型ロボット。
でも、ふつうのロボットとは違うんだ。
私と話だってできるし、物も食べられる。
まぁ、外はロボットで中は人間みたいな感じかなw
 私とキキはいつも一緒。
大好きな友達。

 これからもずっと一緒だと思ってた。
でも。。。。。

奈々「キキ! 一緒におやつ買ってこよう!!」

キキ「。。。。。。。。」

奈々「キキ?」

キキ「。。。。。。。。」

奈々「どうしちゃったのキキ!!?? もしかして。。故障!?
   直してもらえば大丈夫!! きっと。。。。」

そうして奈々は、ロボット会社へ電話してきてもらった。

奈々「キキ、大丈夫ですよね!?」

社員@「大丈夫ですよ^^ 安心してください」

 それから30分くらい検査は続いた。

社員@「これは。。。。」

社員A「どうもダメですね。。。。」

社員B「何が原因なのでしょうか。。。」

社員A「もう、あれを使うしかないでしょう。」

社員@「でも、あれを使ったら奈々ちゃんがかわいそうじゃないですか。。?」

社員B「あとは奈々ちゃんしだいでしょう。。。」
〜A〜 最終回
社員@「奈々ちゃん、キキは故障ではなくて【死んでいます】」

奈々「ウソでしょ!!?? キキが死ぬわけないじゃない!!」

社員A「キキはふつうのロボットとは違います。 中は人間と同じだからね。」

奈々「ウソだ!!!!!」

社員B「でも、1つだけ生き返らせる方法があるよ」

奈々「なーーんだ! よかった!!」

社員A「このリモコンのボタンを押せば生き返るよ。」

社員@「でもね。。。 キキの記憶がなくなっちゃうんだよ。 
奈々ちゃんのことも全部忘れちゃうんだ。 
楽しかった思いでもすべて。」

奈々「なんで。。。。なんで。。。」

社員A「あとは奈々ちゃんしだいです。」

社員@「今までの思い出をとるなら、キキは生き返りません。」

社員B「このボタンを押せば生き返るけど、記憶は消えてします。」

社員@「このボタンは置いていくよ。 奈々ちゃん、じっくり考えてね。」

  そういって帰っていった。

奈々「どうして。。。なんで。。。。 なんでキキが。。。」

 奈々は大粒の涙を流した。
ずーーっと一緒だと思ってたのに。
 明後日は一緒に遊園地に行く予定だったのに。
これからも私のそばにいてくれると思ったのに。

 いつも話し掛けてくれたキキはもういない。
ボタンを押せば生き返るけど、今までの思い出を消したくない。

奈々「キキ、私、ボタン押さないよ。 生き返らなくても、ずっと一緒だよね」

 奈々はリモコンを机の中に入れた。
キキはもういないけど、私とキキはずっと一緒。 ずっと友達。