友★恋



by
葉月!★




@ 恋した理由
私、朝倉 芽衣(あさくら めい)
今好きな人がいます・・
その人は
斉藤 啓介(さいとう けいすけ)

いつのまにか好きになっていたの、
理由は・・――

―――
「芽衣!俺なぁ、音楽会オルガンやりたいんだ!6人までだし、健と芽衣いっしょにやろーぜ!」
この時私の胸にはひとつのハートができた。

「う・・うん!」
こうして音楽会にむけて、いつも一緒に練習してきた。
練習している間に好きになってきた。
――――
「いっちゃん!」
この子は、鳩井 舞。はとまいと呼ばれている。
私は芽衣だから、いっちゃんとよばれている。

「はとまい、ドッジボールしに行こうか」
「うん」
はとまいは私より背が低くてかわいい。

「鳩井!暇人ごっこやろうぜ!」
啓介だ。暇人ごっことは、はとまいが考えた遊びだ。
「じゃんけんぽいっ!くっそー負けた!」

「えーと、○!」
すると、はとまいが地面に横棒二本、縦棒二本書き、
○を真ん中に書いた。
「×!」「○!」「×」「○」
「やったー!勝ったぁ!」
はとまい=○の勝利。

フ タ リ ト モ タ ノ シ ソ ウ

私はそうじしにいった。
はとまいとは同じ班だ。
しかも最悪なトイレ掃除だ。
男子が一人たりないからはとまいは男子へいった。
残ったのは、

友達の、南風 夏樹(みなみかぜ なつき)
「ねえねえいっちゃん、はとまいってねぇ」

「え・・何?なっちゃん・・・」

「はとまいって、啓介の事好きなんだって!」

「え?」
なっちゃんは芽衣が啓介の事好きなんて知らない。
だから言ったんだろう・・――

そうじが終わり、はとまいに聞いた。
「啓介の事好きなの?」
「え、ううん。私は啓介と暇人ごっこするの楽しいから、遊び相手で一番好きって事だよ。」

安心した。でも、思えばそうよ。私と啓介の方が仲良しだもん・・・





二人の視線




啓介は、はとまいへ



はとまいは、啓介へ


私はなんでも欲しいものは手に入ってきた。
けど手に入らないものができた。

「啓介」


消え去らない

あんたへの気持ち

:つづく:
A 啓介・嘘
「啓介、なんか酔っ払ってない?」

「ふぁ???よっぱらってなんかねぇぜぇ〜」
朝から啓介と話していた。
「・・・なんか飲んだ?」

「飲んでない。チョコ食べた〜」
「アルコール入りか・・。」

朝からうれしかった。

この時までは。
「け・・啓介、ドリル終わったよ・・」
はとまいだ。この時はとまいをにらんでしまった。
けど気づいていない。

はとまいを屋上に呼び出した。
「私啓介が好き。」



「・・そ・・そっか」
「はとまい、協力してくれる・・?」



「え?」
「してくれるよね・・?だって啓介の事好きじゃないんでしょ・・?」
「う・・うん」

今まで嘘をついたことがないはとまいは

今日

嘘をついた。


恋はつづいていった。