不幸の手紙



by
紗玖羅



@
芽羽。14歳。

この1通の手紙から、芽羽の奇妙な物語が始まる。


『芽羽ー!!大ニュース!!

私と小田切君付き合うことになったんゃー!』

『へー、そーなんか。

琉希小田切のファンやったもんなぁ。』

・・・だんまりぃ 藁

『後・・・もう1つぁるんゃ・・・ニュース』

『今度は嫌な話そうゃなぁ・・・・』

『これ見てみぃ』

琉希がポケットから出したのは1通の手紙

『これ・・・うちのクラスの家に全員届いてるんゃって・・・』

・・・これは!

――――――――――――――――

一昨日の事。

芽羽はもの凄く暇だった。

だから、不幸の手紙でも書いて皆へ回しちゃえと思って書いたもの。

今見せてくれてる手紙の字は、丸っきり芽羽が一昨日書いた

ふるえた文字。

ぁー、どーしょ!

バレなぃょぅにせなぁかんっちゅぅの;;

『芽羽、芽羽んちにも届いてるゃろ?』

なんつったらぃぃの!?

『・・・届いてる。

これとまったく一緒のヤツ。』

ゅっちゃったゎぁ!これでニュースにも出たらどーしょ!?

でも今日は祝日...学校がない...

ニュースに出るとしても明々後日くらいになるだろう

大丈夫ゃ・・・そんな事考えてないかぎり

うちは大丈夫...

―――明々後日―――

とうとう学校に行く時間...

バ レ タ ラ ド ウ シ ヨ ウ

『ぉっはょー、芽羽。

不幸の手紙ってちょっと可笑しいよ。変だよね?』

『ぁっ、うん・・・』

モ ウ ド ウ シ タ ラ イ イ ノ

イ ツ モ ド オ リ ニ デ キ ナ イ 

『芽羽・・・?ちょっと変だよ?』

―――つづく―――

コメント
新品☆のお話ー!
続くかなぁ?
A
『え、あたしの何処が変なん?』

『・・・ま、いっか』

セーフ...

2人はようやく学校に着いた

『芽羽ー!顔色悪いけどどーしたんやぁ?』

友達の加奈が来た。

加奈はお調子者。嫌いだからあんまはなしたくないけど・・・

『ぁ、そーだ。芽羽んちにも不幸の手紙来たゃろ?』

『ぅん』

あたしはそれだけ言うと自分の席に着いた

あたしが座ると不幸の手紙の話を皆が話し出した

『それにしてもさぁ...このクラスだけっておかしいよなぁ?』

『このクラスの誰かがやってるんだよ』

『・・・でも分からないかもよ?』

『このクラスは平和なんだよ

疑ったらヤバイょ...』

バレるのが恐い 疑われるのが恐い

成績トップの私がそんなことしたってバレたら

成績だってグンと落ちる

家から絶対に追い出される

―――――――――――――――

『おーぃ、芽羽。もう2時間目だょ?』

『お前ったらずーっと寝てるんだからな。

そんなに疲れてるん?』

ヤッバァァァァ!ぁたし寝てた...

クラスの笑いが止まらない

『芽羽!?どーしたんゃ クスクスアハアハ』

もーやだ 超怒った

『ぁーもーうるさいで!?静かにせー!』

まるでさっきのがうそのように静まった

ぁっっっ!!言葉遣いの成績落ちるかもぉぉ!!

ぁーん、どーしたらぇぇねん!?

―――つづく―――