改名



by
葉音





1〜違う自分〜
梅宮 愛加。

この子は、改名が好き。

自分の名前をしょっちゅう変える・・・それが趣味だった。

愛加の子供の時の名前は、江唯海(えいみ)という名前だった。

『改名』という言葉を知るまで、江唯海と言う名前だった。

だけど・・・自分を変えたいと思った江唯海は、改名を始めた。

親が居ない・・・だから何をするにも自由。友達の家に居候していた。

江唯海は、その時に『藍海』という名前にした。

でも、1ヶ月でその名前は飽きてしまった。

そこで、『愛加』という名前を誕生させた

江唯海はその名前が気に入っていた

そんな江唯海に、事件が起きて・・・!?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『江唯海ー!いい加減学校ずる休みしないで行こうよー!』

『あたし、江唯海じゃないょぉ。愛加。愛加って呼んで』

『・・・もう。愛加!さっさとして!』

あーもー、麗海ってヤツゎ・・・。

『やだぁ、改名したのバレちゃぅょぉ!

いつも通り麗海1人で行ってー!!』

麗海は怒って先に行った。いっつもこの毎日。慣れていた。

麗海が帰ってきた。

『愛加・・・大ニュース!

愛加と同じように改名ばっかしてる子が転入してきたの・・・。』

『え、何!?』

つづく
2〜転入生〜
『あのね、ソイツの今の名前は雪って名前で・・・

めちゃくちゃぶりっ子。

男子達が雪にだまされちゃって・・・ね。』

何よ、その雪って奴・・・

めちゃくちゃムカツク・・・

『麗加、明日私学校行くから。』

『やったぁぁwwでも、雪を懲らしめにでしょ?』

『もちろん・・・それ以外の事情で私が学校に行くはずないもん・・・』

愛加は何かをたくらんでいた。

・・・こうして次の日がやってきた。

『愛加、あんたランドセルないでしょ?

あたしのバック貸してあげる。』

そこまで気を使われながら、私は学校へ行った。

教室に入った。

『わぁ、江唯海だぁ!この頃全然顔出さないんだもん・・・。

でも来てくれてよかったぁ☆』

相変わらず騒がしい織江が言った。

私が嫌になって、後ろを振り向いた。あれこの人、私の初恋の・・・

健治君・・・?そうだ、私が初めて好きになった健治君・・・。

『江唯海、久しぶり。元気だったか?

心配したぜ・・・』

心配した声で健二君は言ってくれた。

健二君は私の頭の上に健二君の手を置いた。

『健治君、あたし元気だよ。大丈夫。』

健二君は心配そうな顔をいつものあの笑った顔に取り戻した。

『それでさぁ、江唯海・・・

転入生の雪いるだろ?ソイツ、昨日俺に・・・』

『健治君・・・?』

雪が健二君に何をしたんだろう・・・まさか、告白・・・?

やだ、健治君を取り戻さなきゃ。

健治君、待っててね・・・今、雪から私の元へ健二君を連れて行くから・・・。

つづく
3〜戦い〜
江唯海は雪のところに行った。

『雪、ちょっと来てよ』

『お前、確か・・・江唯海とかいうヤツ?』

『あたしは江唯海じゃなくて・・・愛加だっつぅの!』

しばらくこんな会話が続いた...

『でさっ、愛加、あんた何のためにここに来たのよ。』

『あんたの恋、応援するよ』

【本当はしないけどね】

『そう?有難う。良かったら親友になってあげてもいいわよ。』

『有難う。もっと応援するね』

【コイツ騙されてるよ 頭悪いね】

『ちなみに、愛加は好きじゃないの?健治。』

『もちろん。親友の好きな人誰が取るのさ』

【お前なんか親友じゃないけどね 取るのはこのあたしだょ】

もう、ずっとずぅっとこの会話。

そしたら、健治君が来た。

『ちょぉっと愛加、隣の教室行っててくれないか?』

『うん』

江唯海はしっかり聞いていた 2人の会話を

『ゴメン、雪・・・俺、愛加が好きみたい。』

『愛加、健治のこと好きじゃないって言ってたよ』

『ありえない お前が勝手に話し作ってるんだろ・・・?

お前なんかもう何処かに行けばいいじゃないか』

健治のこの時の顔は怖かった でも江唯海からは見えない

『分かった・・・何処かに行けばいいのょね!?』

そう言って雪は何処かに行った・・・

でも健治君が好きな私のライバルはこのクラスの女子ほとんどだ

『さては・・・両想いになったけど・・・どうやって告白するの・・・

他の女子邪魔するし・・・。』

江唯海は考えていた。

つづく