heaven *天国* 



by
砂功羅






プロローグと自己紹介
私はどっちの道を歩んでいたのだろう

本当はどっちでも良かった

私が選んだ道は

「死」


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主人公 田中羅唯【tanaka rai】♀

親友 秋間璃愛【akima ria】♀

その他の人

rain【レイン】♀

咲町 蘭【sakimati ran】♂
1〜悔しみ〜
『死にたいッッ・・・死にたいッッ・・・!』

これが羅唯の口癖だった。

なぜかというと、大事な彼氏:蘭が死んだから。

暴走族が乗ってたバイクに轢かれたから。

親友の璃愛はその口癖に困っていた。

『羅唯、死ぬっていうと彼氏だけに会えて

もう私達には会えなくなるんだよ・・・?』

『そんなのいやだけどッッでも会いたいよー・・・』

蘭が死んでからはまだ1日半くらいしか経ってない。

『誰かーッッ死なないで会う方法教えてよー!』

羅唯は教室の中で叫んだ。

教室は、羅唯と璃愛しかいないが・・・・

『蘭・・・まだ付き合ってちょっとしか経ってない・・・』

『羅唯、いい加減諦めなよ!?

口癖をそんなにヒドい言葉にしたらどうなると思ってんのょ!?』

璃愛はちょっと怒っている様子だった。

『璃愛・・・そんなに怒るんだったら会う方法教えて』

璃愛はビックリした。

『羅唯・・・貴方の気持ちはただ会いたいだけじゃないんじゃないの?』

そう言って璃愛は何処かに行ってしまった。

【私の気持ち・・・会いたいけど他に何が・・・

 あ、そうだ・・・蘭をこんな目に遭わせた犯人を・・・!】

ようやく羅唯は気が付いたようだ。

その顔をこっそり見ていた璃愛が教室に戻ってきてた。

『そうよ、羅唯。

貴方は会いたいだけじゃなく、犯人を殺したい気持ちもあるでしょ・・・?』

『ぁるよ・・・でもそれは殺人犯・・・死刑・・・

どっちにしろ蘭の行く天国には行けない。地獄だよ。』

羅唯の目には涙が光っていた。

『あれ、羅唯、泣いてるのォォ・・・?』

『ぇ、泣いてるかなぁ?』

羅唯は璃愛に笑った顔を見せた。

―――つづく―――
2〜死〜
璃愛はその顔を見て、安心した。

―――放課後―――

私は親が居ない。

3年前、あたしだけを置いて家を出た。

そこから、璃愛と共同生活になった。

『璃愛、あたしニュースみたいんだけど・・・』

『分かった。』

と言って璃愛はテレビのリモコンをつけた。

『あれ、少年を轢いた暴走族逮捕・・・?』

羅唯はドキドキした、、、もしかすると・・・

『犯人逮捕!?』

羅唯と璃愛は同時に言った。

『よ、良かった・・・』

『てゅーか、私思ったんだよね・・・

2人で同時に死んでみないかって・・・』

羅唯はビックリした。し、死ぬ・・・

死ぬってどれだけ怖い事なの・・・?

『羅唯、早くしよう。

2人で一緒に道路に飛び込もう。早く。』

『な、何で・・・?轢いた人は・・・捕まるんだよ?』

『あ、会いたくないんだぁ・・・。蘭に』

まさか、璃愛、蘭の事・・・!

『璃愛の馬鹿!あたし1人で死ぬよ!

飛び降り自殺でも何でもしてやる・・・』

『羅唯!

あたしはそんなんじゃなくてっっ・・・』

璃愛がその言葉を口にした時は、もう羅唯はマンションの屋上に居た。

【飛び降りよう・・・飛び降りようっっ・・・!】

でも羅唯は怖かった。

マンションの駐車場に人が集まった。

『ねぇ、あの子このマンションの401号室の羅唯ちゃんよね?』

『まさか、死ぬ気なのかな・・・?』

『皆、急いでネット持ってきて!』

マンションの住民は大きいネットを持ってきた。

その様子を羅唯がじっと見ていると、璃愛が来た。

『羅唯、死ぬなら一緒に・・・!』

その時、羅唯が飛び降りた。

ネットをかけるのは遅かった。

羅唯は頭を強く打って、死んでしまった。

強く打った瞬間、周りが見えなくなり、何処かに連れてこられるような気がした。

目の前には、蘭が居た。

『蘭!あたし、あたしだよ・・・』

『羅唯!お前、何で此処に・・・』

『蘭が居ないと私生きていけないから・・・死んだの』

―――つづく―――
3〜別世界〜
『俺・・・付き合い始めたときに言ったよな・・・?

【俺が死んだら俺の分までしっかり生きてくれ】って・・・。』

『でも・・・私には蘭がついてないと・・・』

蘭は黙った。何かを考えているのだろう・・・?

『いいか、羅唯。お前は璃愛を1人にさせた。

璃愛も死んでこっちに来るかもしれないんだぞ・・・?』

『違う、違うよ・・・

璃愛、蘭の事が好きみたいだったから・・・

私の彼氏を取るなんてあんな奴許せなかった・・・1人にさしてやったの・・・』

蘭は深いため息をついた。

『ぉい、俺はお前に1筋なの知ってるだろ?

璃愛はただの女友達だ。』

蘭・・・そんなに私の事思っててくれるんだ・・・

てゅーか、さっきから背中が重い気がする・・・

あっ、羽!?これで空を自由に飛べるんだ・・・!

『羅唯、もう死んだら生き返れないけど・・・

さっき女神に言われた。

【この羽を持って人間界に行き、会いたい人の体何処かに触らせると

死んだ人が見えるようになる・・・って羽よ。

その人以外に触らせなければその人だけに私たちが見えるの。

私達は飛ぶようだけど】って言ってた・・・』

何それ・・・結構いい感じじゃない・・・

喧嘩した璃愛・・・会うべきか・・・?

『会いに行け。俺は行っちゃヤバイしな』

羅唯は羽を利用して人間界へ行った。

―――つづく―――
4〜涙〜
適当に飛んでいたら、璃愛の所に着いた。

『羅唯・・・なんで此処に?

何故羽を持っているの?』

『あの・・・ご、ごめんッッ!あたしッッ・・・馬鹿だよね?』

『羅唯・・・あたしが悪かった・・・

親友の彼氏を何故か好きになっちゃって・・・

自分の彼氏を取られそうになったらそりゃ怒るよね・・・』

璃愛は涙を流した。

すると、誰かに羽を持たれ、引っ張られた。

あまりにもそれが痛く、羅唯は気絶した。

・・・目を覚ますと、蘭と女神が居た。

『蘭に良く叱っといたわよ・・・

だって、蘭は羅唯に大切な事を教えなかったんだもの。』

『え、ど、どんなこと・・・』

『天使は・・・人間に涙を流させたらその1分後に死ぬのよ。』

あッッ、そッッ、そーだ・・・私は天使なんだっ・・・

『それでね・・・1分の間に歌を歌うと死なないで済むの・・・

天使が死ぬと今度は地獄よ。』

じ、地獄・・・!?ウソ、信じらんない・・・

『そ、それは・・・罰って事で・・・?』

『まぁ、そぉ言ってもおかしくは無いわね・・・

人を泣かせた罰って感じかな・・・』

天使は・・・人の心を優しくするからか・・・

『で、でも・・・今のはあっちが勝手に泣いてっっ』

『そぉれでも泣かせた事になるのよ・・・

それと、あたし女神のラム よろしく』

ラム・・・どっかで聞いたような・・・?

―――つづく―――
5〜親友〜
あ、私のお姉ちゃん・・・

10年前に死んだ・・・お姉ちゃん・・・!

『ラム・・・!アンタ・・・私のお姉ちゃん?』

『そんなの知らない・・・

そうだ、天使が天界に10年間居ると、人間界に居た記憶はなくなるの・・・』

じゃぁお姉ちゃんは・・・あたしと姉妹だったって事を忘れて・・・!

『あ、アンタ羅唯?!アタシの妹の・・・』

『そうだよおねえちゃん、覚えてるでしょ!?』

ラムゎ黙った。

『そうだ羅唯、もう1度璃愛の所へ行く?

その代わり、歌う歌を決めとかないと・・・』

『大丈夫、もう決めてあるよ』

そう言って羅唯は雲をすり抜け、璃愛の所へ行った。

『羅唯、さっき何で行っちゃったの?』

『ぅへへ・・・ちょっとある事情でね』

羅唯の目には涙の跡が付いていた。

『あれ・・・?』

羅唯は不思議に思った。

璃愛の隣に・・・誰かがいる。誰?

でも、その隣に居る人には私が見えないはず。

会いたい人にしか天使の姿は見えないから・・・でも誰?

『璃愛、隣の人誰?』

『親友だよ・・・

羅唯、怒るとおもうけど・・・親友・・・』

羅唯は一瞬周りが見えなくなった。

あの屋上から落っこちた時みたいに・・・。

『私が死んだら・・・璃愛は新しい親友を作るんだ・・・』

『そうじゃなくてッッ』

『だってそうじゃん・・・あたしが死んだらあたしを無視して勝手に親友作ってッッ・・・

そぉゅぅの裏切り者って言うんだよ・・・

もう親友が死んだらその人の事はどうでもいいんじゃん・・・

もういいよ・・・あたし璃愛なんかに一生会いに来ない』

そう言って羅唯は天界へ戻った。



そんなんじゃないのに・・・



璃愛の心は闇に変わっていた。

『ラム・・・あたしもう璃愛と友達じゃない・・・』

そう言って羅唯はその場で倒れた。
6〜夢〜
『羅唯・・・心の底から信じてる』

羅唯は目を覚ました。

『なぁんだぁ、夢か。』

『もう、ビックリさせないでよ。でもアンタずーっとぅなってたわよ?』

『璃愛の夢を・・・』

【心の底から信じてる】

そんな事夢で言われたら・・・また会いに行かないといけないの?

『羅唯、隠すことないょ?

ほら、お守り。これを持って人間界に行きな。』

羅唯は、ラムから『レグストーン』という石をもらった。

そして、羅唯は人間界へ行った。

『羅唯・・・もうアタシの事ゎ・・・』

『璃愛・・・あたしはアンタのことが嫌い でも

璃愛の夢だけは叶えてあげる』

羅唯はさっき見た夢の通りに言った。

『羅唯・・・心の底から信じてるよ

だから絶対絶対叶えて』

返事も夢通り どうしよう 天使は夢の言葉を10回言うとダメなんだ

死んじゃうんだよ

そうだ・・・私から違う言葉を言ってみよう

『璃愛、あなたが死んだ時あなたが地獄に行ったらどうする?

貴方はあたしに2回もヒドぃ事をされたのよ』

『別に・・・自分でゃったことだし・・・

はっきり言って私は貴方を殺した』

良かった、変わった・・・

『でも・・・貴方に幸せをあげる

だから絶対地獄に行かないで?』

羅唯はちょっと成功した、という顔で天界へ戻った。

『羅唯、全部監視してたわよ。

アンタ、人間との会話上手いね』

『だってあたし人間だったもん しかもあいつは親友だったしね』

羅唯は璃愛の居る人間界を見下ろした

【次はアイツを殺すだけ】

―――つづく―――
7〜地獄〜
【次はアイツを殺すだけ】

羅唯のあの優しい目は、殺気の目に変わっていた。

『ねぇ、ラム。天使が人間殺しても地獄に行かないよね?』

『うん。泣かした時くらいしか地獄に行かないわよ』

『ターゲット見つけちゃった あたし』

そう言って親友と歩いている羅唯の元に包丁を持って行った。

『羅唯!』

『璃愛・・・おさらばよ』

そういって羅唯は璃愛のお腹に突き刺した



ごめんなさい



い、今の声は・・・

羅唯は天国に戻ってきていた

『羅唯、良くやったね・・・璃愛は人を殺していたから地獄行きよ

実は・・・璃愛は天界のブラックリストに入っていたの

良く人を殺していた だからだよ』

ブラックリスト・・・人を良く殺す・・・

『じゃぁ、あたしが人間界に居る時・・・親友でよかったの?』

不安になってしまった

『それは人次第じゃないかしら・・・

でも璃愛、あの新しい親友を自分から殺すはずだったわよ・・・』

そんなのブラックリストに入れられても可笑しくない

『じゃぁあいつは・・・地獄に行くのが決められてたのね』

羅唯がその言葉を口にした時・・・

『遊びに来たぜ』

羅唯はびっくりして後ろを向いた。

『り、璃愛・・・!』

『おい羅唯。良くも殺してくれたな

俺もお前を殺した でも天使が人間を殺しても大丈夫』

璃愛の性格が変わってる・・・どうしよう

すると、ラムがポケットから1本のマッチを取り出した・・・

―――つづく―――
8〜病気〜
『ら、ラム、何すんの!?』

『この人を地獄に返さなきゃ・・・

悪魔が天国に居ると30秒で消えるょ・・・』

そ、そんな、き、消えちゃダメ・・・!

『羅唯、大丈夫・・・後10秒だけど必ず返すから・・・』

ボワッ

ラムがそう言った瞬間、璃愛は消えた。

『良かった・・・地獄に帰ったみたいよ。

でも何で羅唯・・・ブラックリストの人に向かって何かを祈ってたの?』

『嫌いだって・・・好きだって・・・ブラックリストだって・・・

親友は親友。信頼できるのが親友でしょ?』

すると、ラムが大声で怒鳴った。

『消えないでッッ』

『ら、ラム・・・?』

『さ、30秒間でもいいから喋らないでッッ』

な、なんだろう・・・どうしたんだろう?

すると、蘭が言い出した。

『天使が悪魔の事をいい風に言うと天使はほろびて悪魔になる・・・

でも30秒間喋らないでいると消えない

あんなにラムが羅唯に消えてほしくないのは姉妹だった時の事を

思い出したんだろう・・・』

ど、どうしよう・・・ラムに喋りたいことがある

でも後15秒・・・我慢・・・

あー、どうしても我慢が出来ない

苦しいよ・・・

その時,羅唯は倒れた。

ラムが30秒経った・・・と思って後ろを振り向くと、羅唯が倒れていた。

『羅唯!羅唯!

蘭、ちょっと水持ってきて!?早く!』

蘭は急いで水を持ってきた。何故水・・・?

するとラムは羅唯の口に水を入れた。

羅唯は少しずつその水を飲んでいった・・・あッッ!

『目覚ましたよ!蘭!』

『ど、どーしたんだよ、いきなり倒れやがって・・・』

『私・・・喋らないといけない不思議な病気にかかったの

昨日、天国病院に行ったんだけど・・・』

『それゎ・・・バクチュール』

―――つづく―――
9〜病気A〜
『バクチューン?何だソレ』

『伝説の病気よ・・・これにかかった人はいい事が起きるらしいのよ

でも病気にかかってる間は喋りたくて苦しいんだって・・・』

羅唯もそれを聞いていた

【どぉしよう・・・これから苦しくなるんだ・・・】

『羅唯、悪化しないうちにレイン女神の元に行かなくては・・・』

『連れてって』

ラムは羅唯をレイン女神の元に連れてった。

『・・・ううん、これはヒドいですわねぇ・・・

でもあなたはこの病気が治ったら幸せになりますわよ!』

レイン女神が言った。

ええっ、幸せ・・・天国って十分幸せじゃないのかな?

『例えば・・・人間界に帰れるとかね』

え・・・人間界?

でも、蘭がいない人生はまず第一におくれない・・・

『他には・・・?レイン女神』

『そぉねぇ・・・色んな所に遊びに行けるとか?』

『色んな所って?』

『羅唯、世界には4つの世界があるの。

1つは人間界、2つは天界、3つは魔界、4つ目は・・・』

その時点でレイン女神の話は終わった。

え、4つ目って何なの・・・?

知るためにゎこの病気を早く治さなきゃいけないんだ・・・!

でも・・・早めに知りたぃょ

そぉだ、ラムに聞いてみようかなぁ?

そうしてラムに聞いてみた

『えぇ?そんなの私だって知らない。

レイン女神くらいしかいないわよ、知ってる人・・・』

え、そ、そんなぁ!

―――つづく―――
10〜病気B〜
直ったら色んな世界へ行ける・・・

でもこの病気はいつ直るかなんて誰も知らない・・・

『あぁぁん、どぉぉしよぉぉ!』

羅唯はムシャクシャしていた。

その様子をラムと蘭が見ていた。

『おい、羅唯どうしたんだ・・・?』 『4つめの世界が知りたくてたまらないんじゃなぃの? あたしだって知らないのに』

『そこ!今なんかいったっしょ!?』

『言ってないよォォ!』

さっきっから頭の中が変な感じがする・・・病気のせいかな・・・

『あーもー、伝説の病気なんだからさっさと治ってよぉぉ!』

『もーあんなの止めようがないわ』 『確かに・・・でもソワソワしちゃう病気だからしょうがないよ』

『ちょっとぉぉ、何か言ったね!?』

『言ってなぃゎょぉぉ!』

どうしよう・・・なんかしないとつまらないよ・・・

一体何すればいいの?あーもー!!

『あーもー最悪ー!!』

『あーどーしよーうるさくて昼寝出来ないし』 『確かに・・・でもさぁ,最悪ーってこっちも最悪だよー』

『そこー!またなんか言ったね!?』

・・・

こんな事をやってたら夜になった。

『ねーむーでも寝れないしー 羅唯がうるさいからー』

『羅唯ーそろそろ静かにしろよー』

ラムと蘭がブツブツ言っていた。

その時・・・!

ゴッツゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!

『何だぁ?』

『いったァァァァァァァァァァァァァァァァ!』

この声は間違いなく羅唯の声だ。

『ぉい羅唯ー。そんな事言ってるからだろぉぉ?』

『いっでー。頭ぶつけた・・・』

羅唯は伝説を超える病気にかかっていた・・・

―――つづく―――

伝説を越える病気とゎ!?

つっづくので楽しみにしててぇぇ★
11〜伝説〜
そんな事まだ誰も予想が出来なかった

だってそんなの知ってるのは女神だけだったから・・・

『あッッ、もォォ!』

『ちょっとォ、静かにしてょォォ!寝てるんだから!』

『だって・・・口が勝手に開くんだもん』

そんなのしょうがないよね 伝説を超える病気だし

でも・・・この言葉でラムはすぐ分かってしまった

『羅唯、蘭、女神の元に行くわよ』

『?』

ラムは羅唯と蘭の手を引っ張った。

『レイン女神!』

『はぃ、何でしょう、ラムさん。』

『羅唯はこの前診断してくれた病気よりもっとヒドぃ病気にかかってると

思ったんですよ・・・それゎなんですかァァ!?』

レイン女神は考えていた。

そりゃぁ、レイン女神は何もかも知っているから

その中から思い出すのは難しいだろう・・・

するとレイン女神言った。

『クリッシュエンドスだゎね・・・

この病気は伝説を超える病気よ

直ると女神になれるのよ 女神ってどんだけ凄いか分かる?』

『会社で言うと社長?』

羅唯が試しに言ってみた。

『社長なんかよりずーっと偉いよ

神様と同じくらいね 凄い能力を操れるようになるの

私もこの病気にかかって女神になったからねー』

えッ、えッ、神様と同じくらいー!?

そ、それってどんだけ凄い病気だよォ・・・。

で、でも何かちょっとなってみたいような気がする あたし

『よし、この病気をさっさと治すぞーォ!』

―――つづく―――