迫力満点の恋



by
砂功羅




登場人物紹介
迫力満点部のメンバー

主人公 峯尾 羅夢(部長)

秋間 麗加(副部長)


目黒 蜜柑

加住 沙希

大塚 舞

飯島 麻耶

山崎 百合

中沢 薫
1〜男子部員〜
『迫力満点部!!2−3の教室にさっさと来い!!』

あたし、峯尾羅夢。迫力満点部の部長。

今日はある事があっていつもよりバタバタしてて・・・。

あ、迫力満点部ってのは、羅夢が勝手に作った部活動。

そンで、いつもハイテンションな子が集まる部なんだ。

いまだに男子部員はいないけど・・・みんないつもハイテンション!!

しかも顧問の先生居ないしッ。

ってゅー事で始まりッ!!


『秋間麗加ッ!目黒蜜柑ッ!加住沙希ッ!・・・・・・・・・・・』

羅夢が部員の出席をとっていた。

『それと、今日は重大なことがあるんだ。

実は・・・迫力満点部に、男子部員が1人入ってくるんだ。』

皆はゲッ・・・と思った。2年で大暴走してるあいつじゃないか・・・と。

『斉藤 雅!2年で話題になってる奴だが、どうぞよろしくなッ!!』

『よろしくなッ!!俺は部に入ってよかったと思ってるぜッ!!』

来たぁぁぁ;;あーやっていっつも熱血になってンの;;

自分で紹介した羅夢さえ、固まり状態・・・。

でも、羅夢が良く見たら、あっちで百合と麻耶がもじもじしている。

まさかッ・・・あの2人・・・雅の事好きなんじゃない!?

良く見れば薫と舞がかなり雅の事チラチラ見てる。

あッ、麗加までーッッ!!

まさか・・・雅の事嫌に思ってんのってあたしだけぇぇぇぇ!?

『・・・部長さン?』

『あッ、あッ、ごめん・・・。まァ、雅をどうぞよろしくなッ!』

そして、迫力満点部の活動スタートッ!!

『はいッ、ボールを片手ずつ2個持ちながら往復ダッシュ!』

これは、バランス力が試されると羅夢は勝手に思い込んでいる。

あれッ、さっきから雅があたしの事をチラチラ見てるようなぁ・・・

そんなワケないかッ。

でも女子部員はあたし以外の皆が雅にチラついてる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

活動終わりッ!

『部長ッ・・・ちょっといいかなッ?』

雅があたしを個室に呼んだ。普段はありえないのに、、、どうして?

『部長・・・皆が俺の事チラついてるの・・・知ってる?』

『あッ、うんッ、まぁ一応は・・・』

何で雅がそんな事ゆーの?どうしてなのお?

『俺・・・気になってしょうがないんだけど・・・部長何とか行ってくれない?』

まさか・・・コイツ・・・あたしの事ッッ!!

『別にッ、別にいいけどッ』

『部長、馬路で有難うッ!!それじゃあ俺帰らないと・・・』

このこと・・・言っちゃった方がいいのかなッ・・・

『あのッ・・・雅ッ!ちょっと待って・・・』

こ、この際言っちゃわないと・・・!

『あのさッ・・・雅ってさッ・・・あたしの事・・・』

あーヤバイ!どーしよッ!

―――つづく―――