空飛隊



by
砂功羅




プロローグと自己紹介
いつか空を飛んでみたいな

飛んだらあの青い空が間近にあるんだ

子供たちが小さく見えるんだ

遠くの景色だって良く見えるんだ

空を飛びたいなあ・・・


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主人公 関根綾乃(sekine ayano)

江波紗亜夜(enami saaya)

屡久美梨乃(rukumi rino)

他でーすッ!!
1〜魔界〜
あたしの名前わ綾乃。関根綾乃。

友達の紗亜夜と梨乃といつもいっしょおおおッ♪

そンぢゃあ、話始まるよ

『綾乃ー!今日なら飛べるかもッ!』

紗亜夜の言葉で、3人は勇気がわいてきたッ!

この3人は、雲1つない真っ青な空にある太陽を見ると、魔法使いになる。

『今日はまだ1回も外に出てないから分からないけど・・・

いけそうだよッ!』

この3人は、魔法使いのクセに空が飛べないッ!

魔法使いに変身しないと、空を飛ぶ練習は出来ない。

『てゆーか、魔法使いの心わ1日だケだもンね・・・

次の日わ普通の人間に戻っちゃうよ』

梨乃のその言葉で、3人は悩んだ。

『・・・でもやらなくちゃあ!!今日わずーっと外に居ようよッ☆』

綾乃が2人に勇気をくれた。それどころか自分にも勇気がわいてきた。

と、ゆー事で外でーすッ!!

『・・・ちょっとあっちの方に雲がうっすら見える・・・

今わ無理だね・・・。』

1時間後。

『あれ、さっきの雲がない・・・も、もしかしたら・・・!』

『太陽・・・見ようッ!』

3人はいっせーのーせで太陽に目を向けた。

その瞬間・・・!

『わ、わあ!何でホウキが此処にあるのー!?』

『いつのまにか、服装が魔法使いに・・・。』

『あれ、さっきいた場所じゃない・・・なんか辺りが暗くない?』

もしかして・・・あたし達・・・

『魔界に来ちゃったああああああああ!?』

『ちょっと、これヤバいよお・・・1日で帰れそうじゃないってばあ・・・』

まさか・・・まさか・・・

『飛べるまでずーっと魔界ー?!』

『そッ・・・そんな・・・』

紗亜夜が震えてると、梨乃が肩をたたいた。

『これわ・・・あたし達に与えられた指名だよ・・・』

『やらなくっちゃあ!』

―――つづく―――
2〜地図〜
と、ゆー事で魔界に来てしまったあ!

『ねえ・・・なんであたしいつのまにか地図なンか持ってるの?』

梨乃の手を見ると、いつのまにか地図を持っていた。

『これが・・・魔界の地図だったりして』

綾乃が言うと、3人はコクリとうなずいた。

地図を広げると、不気味な暗号、不気味な絵、不気味な町・・・

そればかりが書いてあった。

まともな日本語なんて1つも無い。

すると、紗亜夜がはっとした。

『あれ・・・道が切れた所に、ЭООПって書いてある・・・』

綾乃がひらめいた。

『まさかこれって・・・GOOLって書いてあるんじゃない?!』

『そうだよ・・・絶対そうだよ・・・ここが魔界のゴールだよッ!』

と、ゆー事で地図通りに歩いていく3人。

でも、地図は血管みたいな道が何本も何本もあるので歩きづらい。

奇妙な音に連れられて行ってるみたいな感じ・・・。

何メートルか先に行くと・・・

『あれ、これって家・・・?家だよね。』

綾乃が家を発見した。

でもその家は・・・風邪に揺れてゆらゆら動く木にかこまれているので

入口を探すのは難しい。

『手分けして探そうよ。』

梨乃のいい案で、皆がいっせいにコクリとうなずく。

綾乃は表。紗亜夜は横。梨乃は裏を探すことになった。

10分が経過した、その時・・・!

『きゃああああああああああああああ・・・!!』

裏から聞こえてきた梨乃の悲鳴。それもどんどん小さくなってく・・・

と言うことは・・・何かに引きつられて何処かへ連れてかれてく・・・って事?

でも、綾乃と紗亜夜は、顔を見合わせても行く決心がつかない。

『紗亜夜・・・自分達だけ言い思いはダメだよお・・・行こう!』

綾乃は紗亜夜の手をグイッとひっぱって、裏に行ってみた。

やっぱり・・・梨乃がいない。

『紗亜夜・・・ここで10分待機しよう。

そしたら梨乃が居る所に行けるかもしれない・・・。』

綾乃と紗亜夜は手をつなぎながら10分を待つ。

10分が経過・・・

『な、何これ、綾乃・・・手、手が床から生えてきた・・・』

『紗亜夜!!しっかりあたしの手を握って!』

その手は綾乃と紗亜夜をつかみ、何処かに連れて行った・・・

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『梨乃・・・?紗亜夜・・・?』

綾乃は2人が居ることに気づいた。

『3人とも・・・無事だったんだねッ!』

紗亜夜が嬉しそうな声で叫ぶ。てゆーか今居るところは・・・

何か夢の世界って感じ。下は綿で覆われている。

『梨乃・・・大丈夫だった?』

綾乃が心配そうに聞いた。

『うん。絶対後から2人が来ると思ったから・・・大丈夫だった。』

『でもどうしてあんなに奇妙なんだろう・・・

あたし達はどうやったら魔界に帰れるのお?』

紗亜夜がつぶやいた。

そ、そうだよ・・・この世界から魔界に戻らなきゃ・・・!

―――つづく―――