きっといつか



by
まな




あなたの身近の人は

死にましたか?



顔も見ていないけど





あなたは悲しんでいますか?

きっといつか会えるよね

まっててください。
この綺麗な空で・・・・。


登場人物
望月 晃
七海 葵
高場 有
森下 鈴


あの空で

きっとまた
あえますか?





作者から読者へ
これは本当のお話です。
あったこともない、PCの友達の話です。
ネタバレみたいなやつですが、その友達は病気で死にました。
突然、遊んでいる途中に発作が起きてすぐに病院へ急行しましたが、手遅れだったそうです。
まぁそんなかんじで小説に悲しさをこめようと思います。

暖かくみまもっていてください。
第1話
葵と出会ったのは、私が好きな漫画の同盟の小説掲示板。


いい人だな、と思っていた。



実際はおもしろい人で私より年上だ。

小説もうまくて、参考にして私も書いていた。

やさしい、お姉さん的存在だったんだ・・――。



ある日、私はかぜをひいて、病院にいった。
家に帰って、PCをつけてその同盟に行った。



驚くものを見てしまった。

それは、葵の友達からのレス(返信)だ。

『葵は病気になりました』

注意:私はこれ以上は覚えていません。
覚えていてもここにはのせられません。




思わぬレスに皆は驚いただろう。

葵は入院してしまったんだ・・・。
葵の友達は、葵にメッセージをあげたいといって私達に頼んだ。



葵の病気は、死ぬ確立50%だ。
メッセージには「がんばれ」と全員いれた。


今思えばね

これは運命だったんだと思う。




ねぇ葵
あなたは今どうしてますか?



私達を見守っていますか?

葵は今も私達の中で生きていますか?


戻ってきて、って言っても


どうせ届かない・・


とどかないんでしょ?葵・・。


2話につづく
第2話
葵は入院中


葵の小説は途中だ。

有も心配していた。

有とは、私達の一番上のお姉さん。
小説もうまい。葵と同じくらい。

私は、葵は戻ってくるまでには、ちゃんと小説をおわらせようと思った。

けど無理だった。




葵は無事退院。だけど治ったわけじゃない・・。





きっといつか会えると思っていた。
また笑顔で小説掲示板で話せると思っていた。

思っていただけじゃだめだった?




ねぇ葵
私は寂しいよ?
戻ってきてなんかいえないんだもんね。

ねぇ葵
葵の小説を読んでた、蒼天 唯さんがね

小説かきはじめたんだよ

それでね
こんなこといったんだよ?

「私、蒼天 唯 (ソウテン ユイ)は、皆様の小説の大ファンでした。

いつもいつも、密かに、見させていただいては、笑ったり、感動したり、共感したりしていました。

そんな中、今回葵さんが亡くなってしまったということを聞いて、私は泣きました。

「私は、皆様の小説が好きでした。だから、葵さんの小説も大好きでした。
だからこの話を聞いて、勝手に泣いてしまったのです。
そして、自分が今までしてきた、ずるいことが分かったような気がしました。



自分だけが読ませてもらってるのに、何の言葉も贈らないで・・・。


だから、葵さん、そしてここの小説を書いてくれる皆さんに今からでも、


自分の気持ちを伝えていきたいと思いました。




そして、勝手ながらも、自分で小説を書いてみたいと思ったのです。

こんなことは、自分の勝手な都合だし、自分は悪くないと言っているようなでまかしであるかもしれません。

でも、少しでも自分の気持ちに素直になって、ここにいる皆さんのような、純粋な心の持ち主になりたいのです。

こんな、自分のことばっかり考えている私ですが、どうか、皆様の仲間に入れてください。


そして、変なことばっかり言って本当に、本当にすみませんでした。」

っていってたよ?
葵は見てるかな


葵はそこでまっているかな



葵の小説は終わらなかったけど
私達の心の中では終わったよ?





See you....





いつかあの空で・・

あの青い空で会おうね






fin