猫の首輪



by
砂功羅

プロローグと自己紹介
『有難う・・・大好きだよっ』 

   彼にそう言ってあげたかった・・・・・・・
『有難う』

 言われてみたかった



     貴方と私の分かれ道―――――


自己紹介

桜島 樹李(sakurazima kiri)♀ 主人公。雄司とラブラブ!!

遠藤 雄司(endou yuuzi)♂ 樹李とはラブラブ!!

大沢 瀬奈(oosawa sena)♀ 樹李と雄司の仲を引き裂こうとする。

田中 沙里(tanaka sari)♀ 樹李の幼馴染。

遠藤 瑞貴(endou mizuki)♂ 雄司の双子。
1〜一緒〜
『樹李〜!今日デートしようよッ★!』

『もっちろぉん!!雄司となら何処だって行く★』

私、桜島樹李。

彼氏の雄司とはラッブラブ!!

『おいおい、、、そこのカップル。

2人とも宿題やってきたのかあ?』

うぉっ、先生。てゆうか、宿題やってないよお・・・。

『樹李とデートしてたんでッ、出来ませんでした!!』

雄司、有難うッ!

『おいおい・・・2人とも。今日はデートぉ?

意味分からねぇ。何で中3がそこらへんをチョロチョロしないといけないの?』

『あのねえッ、瑞貴。

貴方は雄司の双子なんだから、黙っていてよ!』

もうッ。あッ、こいつは雄司の双子。

デートの約束をすると、やたらと突っ込んできて・・・迷惑。

『樹李!!雄司!!あんた達、相性すっごい悪いよ?占いで見た。』

こいつッ、瀬奈。

あたし達を騙して仲を引き裂こうとしてるみたい・・・。

『瀬奈、もうその手には騙されないわよッ』

『樹李ー!!今日のデート場所、あたし考えたんだけど・・・

昨日ねぇ、超高級レストラン見つけたの!』

この子は田中沙里。あたしの幼馴染で、デート場所を考えてくれる。

こんな人たちといつも一緒の毎日を送っている・・・

のはずがッ!!

―――つづく―――