天国探検隊



by
砂功羅



自己紹介
柏 桃瀬(kasiwa moe)♀ 主人公。

大地 亜衣(daiti ai)♀ 桃瀬の友達。

志村 莉唯(simura mii)♀ 桃瀬の友達。

クリー ポコ(kuri- poko)? 謎の生物。

須川 杏(sugawa an)♀ 天国に現れた人物。
1〜魔女〜
『リックン・ブレス・ハルリーオ!』

この魔法は、杖を使わずに相手を倒す魔法。

おっと、自己紹介が遅れたねぇッ。

あたしの名前は、柏 桃瀬。

友達の亜衣と莉唯とほぼいつも一緒だよッ!

あたし達は、魔女っ子に生まれた為、魔法の練習をしているンですっw

『違うよ、桃瀬!!

最初の【リ】をもっと強くしないと効かないのォ!!』

もうッ、亜衣ったらァ。

『莉唯・・・あンたばっかり日向で寝てないで練習してよおッ!』

『じゃああたしだけ違う魔法を・・・

【レタロン・ハミロン・カリオータ!!】・・・どうかな?』

えっと、この魔法は・・・何もしなくても相手をケガさせる魔法。

『莉唯!!カリオータのタをもっと強く!!意識して!!』

あーあ・・・この魔法が何処かで役にたったらな・・・

魔界に行ったらいくらでも使えるけど、人間界じゃぁ

使うのは禁止されてるし・・・。

『あッ』

『桃瀬?何があッなのォ?』

『天国で魔法を使ってみたいなあ・・・と思って。

だから・・・3人で天国を探検してみたいんだよお・・・』

行き方は、テレポーテーション魔法を使えばバッチリだしねッ☆

『よしッ、行くよ・・・』

3人『オプライ・サマジク・エラルーコ!!』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『きゃッ!!』

『いたあッ!!』

『うわァッ!!』

・・・良かった、2人とも無事だったんだね。

『あッ、貴方ッ、誰よォ。』

『本当だぁッ!!君は誰だい〜?』

えッ?亜衣と・・・莉唯ぢゃないよ、この顔は・・・

『私は須川杏。天国の者よ。』

『オイラはクリー ポコ!!

謎の生物で、何の生き物かが分かってない・・・』

『私は・・・柏桃瀬です・・・』

うわぁ、言っちゃったよ・・・良いのかな?

『あら、そう・・・』

杏さン、微妙な反応・・・やっぱり信じてくれない?

『でも一体貴方・・・どうやって天国に来れたのよ。』

えッ、いきなり難問。此処で【魔法でです】なんて言ったら・・・

でもこれを言えば2人に会えるのかも。よしッ!

『魔法で・・・天国に来ました・・・

実は私・・・魔女なんです。生まれた時からその体質を持っていて・・・』

『まッ、魔女?!』

ポコと杏が声をピッタリ揃えた。目が光ってるし。

『私ッ、1回で良いから魔女に会ってみたかったのォ・・・』

はッ?!何言ってるの?

『よしッ、オイラが亜衣ちゃんと莉唯ちゃんが居る場所

教えてあげるーッ!!』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『桃瀬?桃瀬?』

私はうっすら目を開けた。あれ、亜衣と莉唯・・・

『私達、何とか上手く天国に来れたみたい。』

『ポコって子と杏って人が私達を牢屋から出してくれたの。

最初は、知らない人に【この世の者じゃない】って言われて・・・』

ポコ・・・杏・・・あッ、2人が右にいる。

『桃瀬ちゃん、大丈夫?20時間も寝てたからビックリしたわよ。』

20時間・・・?

『桃瀬、天国探検の始まりだよッ!!』

えッ、ちょっと、ちょっとこれ・・・どうなってんのよ!!

―――つづく―――
予告
      魔法で移動したつもりだけど
私達って
 

    死んでいたの?

 天国を探検するつもりだったけど
       何かに殺された?

  胸の奥の不安・・・
2〜死?〜
『そッ、それで・・・天国って魔法使っていいんですよねぇ?』

『勿論。好きなだけ使って頂戴。

それと、貴方達3人にお願いしたい事があるの・・・』

へッ、お願い?こッ、怖いッ・・・

『天国を支配しようとするマリクっていう魔物を

魔法で倒して欲しいの・・・』

マリク?魔物?魔法で倒す?

『あのォ、須川杏さん・・・私達の魔力じゃまだ無理です・・・。』

すると、ポコが口を開いた。

『あんた達の力なら・・・オイラの何倍も強いから・・・

やってよぉ・・・』

そッ、そンなァ・・・でもこれも天国の為だから・・・

『よしッ、莉唯、桃瀬、この問題解決しよッ!!』

えッ、えッ、亜衣ーッ?! 今何ていったぁ?!

『・・・そうだね。あたし達はやるしかないんだよ。

魔法で天国に来たんだし。』

り、莉唯まで・・・じゃあ、私も・・・

『そッ、そうだね・・・頼まれたことはやらなくちゃいけないよねぇ・・・』

ちょッ、ちょっと弱気だったかな・・・。

3人『よしッ、やるぞぉ!』
   『よしッ、やるぞぉ!』
   『よしッ、やるぞぉ!』


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『須川杏さん、ポコ、倒すには練習がないといけないんだけど・・・』

『そんなの分かってるわよぉ。』

『分かったなら、まず杖を使わずに相手を倒す魔法からねッ。』

莉唯が言った。須川杏さん、ポコ、真剣モード。

3人『リックン・ブレス・ハルリーオ!!』
   『リックン・ブレス・ハルリーオ!!』
   『リックン・ブレス・ハルリーオ!!』


『あーーーーーーーッ!!』

わッ、ポコ、いきなり大きな声出さないでよッ。

『ちょっと、その3人、魔法で天国に来たんだよねッ?!』

『そッ、そうだけど・・・』

なッ、何?!私達が何かしたぁ?!

『3人・・・もしかしたら、死んで天国に来たかもしれない・・・』

えッ、私達はちゃんと魔法で来たよ?!

『だから、それが問題なのォ!!

退治し終わった時に、魔法で人間界に帰れなかったら・・・

死んでるって事になる。

オイラわ元々死んでたけどなぁッ・・・。』

そッ、そんなぁッ・・・

私、退治したくない!!だって退治し終わったら

運命の道が開かれるんでしょー?!

―――つづく―――