隣のあの子
by
萌―★
「助けて・・由愛!!」 いじめられる毎日。 絶えられない毎日。 助けてと叫ぶ夕菜。 ―――――――― To.由愛 題.たすけて ―――――――― 本:たすけて由愛 私殺されるよ・・。 私達友達でしょ? お願いだから・・・ 私、すっごく辛い 辛いよ・・ ―――――――― 友達のふりをしていた由愛。 実はいじめッ子の仲間・・? 登場人物 長崎夕菜(nagasaki yuuna)いじめられている。いじめッ子達は、夕菜の事が嫌いらしい。 菜条由愛(saizyou yume)夕菜の隣の席の子。夕菜をいつも助けているが実は・・。 加美優(kami yuu)由愛の仲間。実は、夕菜を・・――。 永崎ユナ(nagasaki yuna)いじめッ子リーダー。カワイイのにすっごく怖い。 |
第1話 転入初日にいじめられるってどう思う?byユナ |
「転入生を紹介する。ついでに女だ。」 担任の言葉で、クラスの男子がザワザワしてきた。 「長崎夕菜です。よろしくお願いします。」 それを見た、由愛という少女は驚いていた。 【なんで夕菜がここにいるのよ・・】 由愛は、昔夕菜をいじめていたのだ。そして、夕菜は転校していってしまった。 由愛の昔の名前は望月由愛。母親が再婚して苗字が変わったのだ。 「席は・・菜条の隣だ。」 【最悪・・】 由愛は苦笑いをして、「どうも」といった。 「はじめまして。あなたの名前は?」 夕菜はにっこり笑って手を出してきた。由愛は夕菜の手をパシッとたたいた。 「調子にのらないで。」 夕菜は驚いた目で見た。そして涙ぐんだ。 休み時間 「由愛〜やるじゃぁーん★」 由愛の友達、ユナだ。 「どうせならいじめちゃぉっかぁー♪むかつくしぃっ」 ユナは笑いながらその計画を、夕菜以外全員に報告した。 「楽しそう〜〜。いいよ〜」 クラス全員はニコニコ笑って、早速いじめを開始した。 「ねぇ夕菜ちゃんっ♪友達になろー?」 夕菜は、パァァっと笑顔になって、 「うんっ!よろしくね!」 と大きな声で言った。クラスの皆はニヤニヤとひそかに笑っていた。 「夕菜ちゃーん。次教室移動だからさ〜教科書もってくれなぁい?」 「えっ・・私先生に頼まれて水入りビーカー運ばないといけな・・」 「ひどいよぉ・・私達友達でしょ・・・??」 夕菜は困った顔をして、こういった。 「う・・ん。わか・・った・・」 「「うわぁー!夕菜ちゃん優しい!皆も持ってもらえばぁ?」」 「うん!そうさせてもらおうかな〜」 全員分の教科書とビーカーをもって、教室に移動しようとしたら・・ ドンッ 「キャッ!!」 バシャッ 夕菜は、ユナに水をかけてしまったのだ! 「ご・・ごめんなさ・・・・・・・・・・」 「最低!皆ー!聞いて!夕菜ちゃんがぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」 皆は最低とかキモイとかいって、そこら辺にあった雑巾・水入りのバケツを取って、夕菜にかけた。 「もうお前、明日からいじめてやるからな・・!」 ユナは夕菜を蹴って、腹を蹴ったり顔を殴ったりした。 「明日まっとけよ!」 夕菜は涙をふきながら、走って行った。 次の日 「・・おはよ・・」 夕菜はとぼとぼ教室に入った。 上から水が・・ バシャァァア・・!! 「あっれぇ?夕菜ちゃんなんでぬれてんのぉ?」 「雨でも降ったのかなぁ????」 皆笑う中、夕菜は席に座った。 「ッ・・!?」 夕菜の椅子には接着剤がついていた。そのせいでスカートがくっついてしまった。 「プッ・・!あははははっ!馬鹿だね本当に!」 ・・あぁ。この痛みは、小学生の頃感じた痛み・・。 そんなことを思った夕菜は大きな声で 「お願いっ。許して!」 「ムリだね!未来永劫あんたの事は許さない・・。 自殺してくれるまでいじめてやる!」 To be continued... |