5年2組の日常
by
枯葉
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私は寒田小雪。皆に、冷たそうな名前といわれる。 ていうか、こんな演歌歌手みたいな名前をつけた両親がにくい。 でも皆、私が本当に冷たい女とはしらない。 両親は私に憎まれてるとは知らない。 なんでかって?それは私が『いいこ』だからだ。 「おはよう!小雪チャ〜ン♪」 あ、長篠美沙子、通称デブリ〜ヌみさこ!! 「おはよう!みさこ、今日も元気だね♪」 「えへ♪今日も朝からパフェ食べてきたの。もうみさこ絶好調〜♪」 そうか。君はそうやって太っていくのか。私は腹の底で笑った。 「おはよう。小雪。」 あ!唯一の親友、野々宮楓! 「おはよう楓!1週間ぶりじゃん!」 「まぁね。風邪でぶっ倒れてたから久々の登校だなぁ。」 ・・・・風邪だったのか。クラスでは不治の病ってうわさだったが・・。 私がうわさを広めた男子をどうやって倒そうか考えていると、教室の扉が開いた。 きたー!!通称・偉そうだけどほんとは弱いくせに威張るなハゲ(あだ名の長さではクラス一) 小雪「ま、まえがいと ゆき・・。」 デブリーヌ(みさこ)「あぁー!ゆきさんっ!!(汗」 楓「・・・・・・。」 つづく |