5年2組の日常



by
枯葉




1
私は寒田小雪。皆に、冷たそうな名前といわれる。
ていうか、こんな演歌歌手みたいな名前をつけた両親がにくい。
でも皆、私が本当に冷たい女とはしらない。
両親は私に憎まれてるとは知らない。
なんでかって?それは私が『いいこ』だからだ。

「おはよう!小雪チャ〜ン♪」
あ、長篠美沙子、通称デブリ〜ヌみさこ!!
「おはよう!みさこ、今日も元気だね♪」
「えへ♪今日も朝からパフェ食べてきたの。もうみさこ絶好調〜♪」
そうか。君はそうやって太っていくのか。私は腹の底で笑った。
「おはよう。小雪。」
あ!唯一の親友、野々宮楓!
「おはよう楓!1週間ぶりじゃん!」
「まぁね。風邪でぶっ倒れてたから久々の登校だなぁ。」
・・・・風邪だったのか。クラスでは不治の病ってうわさだったが・・。
私がうわさを広めた男子をどうやって倒そうか考えていると、教室の扉が開いた。
きたー!!通称・偉そうだけどほんとは弱いくせに威張るなハゲ(あだ名の長さではクラス一)
小雪「ま、まえがいと ゆき・・。」
デブリーヌ(みさこ)「あぁー!ゆきさんっ!!(汗」
楓「・・・・・・。」

つづく