青春日記



by
アユ...★




第1章 恋友
「合コン?」
中2の主人公の高坂綾(kousaka aya)
友達の水川幸(mizukawa sati)から、合コンに誘われた私。

・・―――・・・彼氏とかはいないけど、付き合うとかめんどくさいし。



でも、幸に誘われたからには断るわけにはいかない。


「いいよ。別に」

そっけなく答える私に、幸はうれしそうにピョンピョンジャンプしている。





――――・・・うざいなぁー。
合コンとかよくセッティングするなと思う。しかもお約束のカラオケボックス。



『折れたー淡い翼♪
君は少し青すぎる空に疲れただけさー♪もう誰かの♪ためじゃなくてー自分のために笑っていいよー♪』



耳に幸の歌が響く。うるさくて、私は外にでた。すると急に、ほっぺたに冷たい物があたってきた。

「 大 丈 夫 ? 」
合コンにいた、藤沢剛(huzisawa tuyosi)だ。

手にはジ缶ジュースがある。別に飲みたいなんていってないのに。

そう嫌々な表情の私に、剛は言った。

「どうした?」

おごってもらったし。一応お礼はいっておくべきかな・・。

『ありがとうございますッ・・』

かばんの中に缶ジュースをいれよっと。今は飲む気分じゃない。



「のまないんだ」

剛は無表情のまんま、私をみつめる。ヤバイ・・いやな女なんて思われたらどうしよう。

「携帯出そうと思って・・」
『そっか』

この人変。なんか本当に変だなぁ・・皆の所へ行こうかな。
この人といたくない!なんか変な感じがする・・!

「じゃッ・・行くね・・」
そっけなく答える私に、剛は私の腕を強くつかんだ。


「俺・・君の事好きになっちゃった!・・だから・・ケーバン教えて!」



・・なんか軽そう。よしっ。携帯ないと嘘つこう!

『ごめんね。携帯もってないんだ』

「じゃあなんでさっき、かばんから携帯出したの?」
ゲッ!忘れてた!やばいなぁ・・よし・・正直に・・

「ごめーん。あんたみたいな軽そうな男にケーバン教えるほど私は軽くないんで♪」

キツイ言葉をいって、私は家に帰った。
ドキドキ..ドキドキ..
なんだろうこの胸のたかなり・・私は何をドキドキしているんだろう。本当に...。



『あ〜やッ..!!なんで先に帰ったのォ?』
相変わらず、ブリッ子な幸。
「ちょっと、気持ち悪くなっちゃって・・ごめんね?」

『いいよいいよーッ♪あのねー、あたし剛君と付き合う事にしたのぅ♪』


・・何それ!?昨日私の事好きっていったのに・・。
「いつから・・?」

『綾が帰った後にィ、俺、君の事好きになっちゃったとか言われたのぅ♪』




最低・・。やっぱり軽い男・・。でも、幸にもなんかイライラをぶつけたい!



「ひどいね。幸って!親友の男、普通に手ェだしちゃうんだぁー♪」


わざと大きい声で叫ぶ私。クラスの皆の視線は、幸に行く。
『え・・ッう・・そ・・な・・んで・・』
幸の声はどんどん小さくなるばかり。

「ひどいね幸ちゃん。最低!」
幸の親友の巴(tomoe)は幸のほっぺたをたたく。

『痛・・ッ!?』
私は幸の耳元でつぶやいた。それはヒドイ言葉。
「ざまぁみろ。バーカ死ね」
私は屋上に行く。なんかモヤモヤする・・。


私、幸にひどいことした。なんだろう。この胸のモヤモヤは・・?


次の日
黒板に、変なのがかいてあった。

『 私、幸は綾ちゃんの好きな人を奪いましたー!さみしいので彼氏募集中でェースッッ♪ 』

ざまぁみろ。幸は前からうざかったからちょうどいい。

『だれが書いたんだろう・・』
『綾ちゃんかな・・?』
『違うよ〜。綾ちゃんの字のほうがもっとギャルっぽくて上手だし』

「私がかいたよーん♪」
巴だ。巴も幸にパシリみたいに見られていてムカついていたらしい。・・ちょうどいいなぁ。

「ねぇ皆ぁー。ちょっと耳かして?」

巴のもとに集まるクラスの女子達。その中には私もいる。

「幸ちゃんいじめちゃわない?まず仲直りしてさ♪」
『いいねー。まず仲直りねェ♪』

ガラララ

幸がきた。クラスの女子は幸のもとに駆け寄る。
『幸ちゃぁーん。この前はごめんねェ?』

幸はホッとしていた。そして私を見て、ニヤニヤ勝ったような微笑みを浮かべた。

これから何されるか知らないくせに・・

「休み時間だね!」
幸の大きい声には、女子は無視をする。いじめ実行の合図かもしれない。

「・・え・・?」
幸は焦る焦る。冷や汗がどんどんでて、目に涙がたまっている。

『リハーサル完了♪次は本番だね』
巴がにっこり幸に笑いかける。

「なんだ..私じゃないんだーw本番って誰?」

幸は安心していた。汗をふきながら巴に抱きつく。だけど周囲はシーンとしている。


「・・ね・・ねぇ?本番って誰なの!?」

シーンとするクラスの中、男子達がこういった。しかも笑いながら。




『なぁ、相手してやろっか?遊びだけどー』

黒板の事を答える男子達。幸は黒板に気づいていない。
『もしかして気づいてない?黒板の事(笑』

幸は黒板をみた。すぐに消す。綾の字ではないと確信している幸。


『本番ッて誰か教えてほしィ?幸ちゃぁーん』
幸はなきながら巴の肩に手をあて、巴を壁におしつけた。
「ねぇ誰なのッ!?ねぇッ・・!!!」

『テメーだよッ!』
巴はもってた幸の鞄を幸の顔にぶつけた。


注意:これはいじめの小説ではありませんw


『 しょうがないよね。綾ちゃんの好きな男の子とっちゃったんだからッ♪ 』


私は悪だ。幸と仲直りしなきゃ・・。そう思いながらも、幸に罪悪感がある私はどうなっているの?



廊下に剛がいる。同じ学校だったんだ。
「 幸、どうした? 」
剛が幸の肩に手を回す。幸はその手を壁におしつけた。

『うわぁぁぁん!!!!!!!!!!』

幸は泣きながら学校を出て行った。罪悪感はまだたくさんある。幸が許せない。


『どうしたんだ?幸』
剛は私に幸の事を問う。ムカツク・・
「昨日私の事すきだっていったのにィ・・」
綾は剛のほっぺたを強くたたいて、屋上に行った。

このモヤモヤとドキドキ・・。

そっか・・そうだったんだ・・・。



・・・やっと気づいた。


私、剛の事すきなんだ。







ただの嫉妬とヤキモチで、幸に八つ当たりするなんて..

『 ごめんね..幸.. 』
次の日、私は幸に謝った。幸はにっこり笑った。

「私こそごめんね?仲直りしよッ!」

いじめは早くもおわった。だけど私はなんとなくスッキリした。罪悪感もなくなったし。
あとは恋を待つだけ。

剛は相変わらず軽くて、毎日違う女と歩いているのをよくみかける。
私に振り向いてくれないのかな・・?

あのとき、もしあのとき私が剛に告白されて、OKっていってたら..
何か変わっていたのかな?剛は私と付き合っていたのかな?


でも私はあきらめない!絶対剛を私に振り向かせてみせる!
そして剛の女軽さを治してみせる・・。

いつかはむくわれるよね...?


この恋の行方は・・!?
To be continued...につづく(^ω^)
第1章 恋友
『・・や・・あや・・・・綾ってば!』
幸が私の名前をよんだ。今、私は寝ているのに・・。
『綾っ起きてっおーきーてーっ』
なんでおきないといけないの?まだ寝てるのに・・。





「綾ちゃん?」
剛の声だ。どうして剛が・・?
うとうとぼっそり目を開けると、剛と幸がいる。
そうだ。ここは屋上だ。

私の弁当が落ちている。

『綾大丈夫?気絶しちゃったんだよー』
気絶?なんで私が・・・

50分前・・――

「さーって、お昼♪お昼ー♪今日は屋上で食べようよー。」
いつものように私は幸をお昼を食べようとしていた。
剛もいる。私、あんまり剛と話したくないな・・。


『空気が気持ちい★』
すると、図書委員の川村が入ってきた。
『あひゃう!?』
川村が転んで、川村がもってた10冊の本の一冊が、私の頭にあたって・・。


回想おわり



「そっか・・そうだった・・忘れてた・・」
『ってヵ、綾どうすんの?弁当ッ!!』
ゲッ!今日はあいにくお金もってきてないし・・。
剛は立って、屋上からでていった。

あきられたかな。あきられたよね・・。



そう落ち込んでいたとき、私の目に入ったのは大好物のメロンパンだった。
『ほらよっ』
剛・・やさしすぎる・・。


「ありがと・・」
昼も終わったことだし、もう帰ろうかな(つまりサボリ)

「いてッ」
剛・・?でも剛より背が低い・・。
私はおそるおそるきいてみた。

「 剛 ・ ・ ? 」
『違う違う。俺は剛の双子の弟。真(sinn)だよ!』
自分からぶつかってきたくせに、なんだよその態度!


「頭、怪我してる」
ああ、さっきの本があたった跡だ。
『保健室行こう!』
真は私を持ち上げた。しかも軽々と。
「いいよっ。自分で歩けるし、重いからぁ」
『別に重くないし』

真は走りだした。
in保健室

「誰もいないね。」
『あ、今日保健室の先生お休みだった。』

「先生よんでくるねっ・・?」
私が問うと、彼は保健室のドアをしめた。
しかもついでに鍵!!
外からはあけられないから、これじゃあ二人きりじゃあん!

「どっ・・どうしたの?」
私がドアの所に行くと、真は私の手を強くつかんだ。
剛の行動と同じ・・。

そう思ってると、唇に何か柔らかい触感。







真!?








「俺、綾の事前から好きだった!付き合ってほしい!」




「え?」
真は軽そうに見えない。実際軽くないし・・。
でも、今の何?私今何されたの?
キス・・だよね・・?真が、私に・・。

『返事は考えといて』

真は、平然とした顔で帰っていった。
剛は好き、でも剛は私の事を好きでいてくれない。

今の恋を捨てて、新しい恋に向かったほうが楽なのかな・・?

カーン
缶の音。廊下を見ると、剛がいる。

「真と付き合うのか?よかったな。おめでと」
『えっ違・・そんなんじゃ・・』
「見てたぜ今の。真とキスしてたの。」
見られてた・・?

あたしはキスをされた事より、剛に見られて勘違いされたことが



ひどくショックだった。


To be continued...恋愛につづく(^ω^)