魔法の杖とスリップ a sequel...★



by
アユ...★





....プロローグ...★
これは、
メイが人間界に戻ってからの話であった。
あれから一年がたった。今は高三で、魔力はまだある。

啓の事を思いつづける芽衣だが、
次のスリップは、魔法の街の皆だった!

そして、この物語は、魔法の杖とスリップの続編である。


cast...★

坂本芽衣(sakamoto mei)もう一つの名前はヒナ。魔法使い。啓と付き合っている。

水谷啓(mizutani kei)魔法使いの街にいる。ヒナとは離ればなれ。芽衣と付き合っている。

ヒルマ(hiruma)魔法で作られた精霊。ヒナが魔法使いになる時に出てくる。

水谷クレス(mizutani kuresu)啓の妹。盗賊の仲間。兄の啓が大好き。

美嘉(mika)啓の婚約者だったが、婚約は無しになった。

アリス(arisu)魔法の街の王女様。ヒナと啓の恋を応援している。

師匠(sisyou)その名の通り、皆の師匠だ。


詳しくは、魔法の杖とスリップを読んでください....★
「a sequel」

って、続編って意味なんだってさw
....第一章 空から皆がふってきた...★
「30..+50..80...−20..ん・・?」

私の名前は坂本芽衣。高3で、彼氏とは遠恋している。
彼氏の名前は、啓。すんでいる所は・・

『魔法界』

そう、彼は魔法使いで、私も元魔法使い。
最初はごく普通の人間だったが啓が空から降って来て、

私の未来は狂いだしたんだ・・。
たった二ヶ月しか魔法界にいられなかったけど・・
いい思い出ができたと思っている私。

コツンッ
頭に何かがあたった。しかもなんか・・

『キャー!!』
『うわぁぁ』
『うえええええ』
『ちょおおおお』
『あああああ』

声が聞こえる・・。人の声。
空を見上げる。啓はここから降って来た・・。
そうしみじみ思いながら、空に手を伸ばすと・・。

私は一瞬だけフリーズした。だって・・・。
空から魔界の皆がふってきたんだもん・・by芽衣

『いたたた・・っ』
「うわぁーん、どうしてこんなことになっちゃったのよぅ・・」
『啓みたいにィ、スリップしちゃったッって感じィー?』
最後の言葉に耳が反応した。
スリップ・・?啓・・?
懐かしい言葉と名前だった。芽衣にとっては・・。




『いったぁ・・』
男の子の声、芽衣はこの声を聞いた瞬間、その声のほうに走りだした。
「け・・けい・・?」
啓はニカッと前歯をだして笑った。
『オーッス』
「・・こ・・こんちゃぁ〜』
芽衣の言葉が終わる前に、誰かが芽衣に抱きついた。
「めいっちゃああ〜ひなっちゃあああ〜」
後ろを向くと、魔界の友達。しかもアリス様も。

「どうやら ス リ ッ プ しちゃったようね。」
アリスは、落ち着いた声で汗をふきながらいった。

『あっ、スリップの扉しまっちゃう!』
「皆、急いでくぐれええ」
50人ぐらい通ったが、残りは残念ながら遅れてしまった。
『ああーっもう魔界に帰れねェ!というわけで芽衣〜部屋かして♪』
啓の友達の雄太(yuuta)が、頭をかいて笑いながらいう。
「おい、雄太ぁ〜いくら芽衣でも、こんな大人数が入る部屋なんて・・」


「あるよ」

芽衣は冷静に答える。前まで啓と芽衣が住んでいた家は、
ただのアパート。

皆は、芽衣についていった。

『ここ』
芽衣が指をさした所は、でっかいお城だった。
『えっ・・えーっ!?』
坂本芽衣は、お嬢様なのである。
中には部屋が大量大量。1000人以上は入る大きな部屋も。
こうして、皆はこのお城に住むことになったのである...★

つづく♪
....第二章 スリップの秘密...★
ボリボリボリ
バリバリバリ

『ひゅーひゃちゃつちゃちちょって』
「何いってるかわかんねぇよ!」
『だひゃらぁ〜ちゃつちゃちちょってー』
「だからわかんねえって!」
ある人間界のお城の中は、騒がしかった。

そのお城の中では、イライラしている少女が一人。
名前は芽衣。その隣には、芽衣の彼氏の啓。


「皆、集まって」
アリスが集合を呼びかける。
「スリップの秘密がわかったわ。」
皆はザワザワしはじめる。

「回答1993年市教科市1223年」


「スリップの秘密
スリップは、自分が誰かに会いたい!!
という時に現れるもの。
一人の人間に、会いたいと思えば、
まきぞえになる人もいる。
魔法界では、一人の魔人がスリップすれば・・・・」

次のページがやぶれている。
だが、次の次のページはうっすらみえる。

「人間が魔法使いになったら、その人間は1年後に死ぬ」








人間界に帰った後、夢をみた。
誰かが、胸を突き刺されて死んでいた。
さした人は、闇雲界の王様と言われている人。

声がする。




「・・い・・め・・い・・めい!!」



アリスが泣きながら叫ぶ。
隣で啓も叫ぶ。

死んだのは、私だった。


こんな夢をみた。


まさかと思うけど・・。ありえないと思うけど・・。
死ぬって事はきっと変わらない。
変わらないんだ。

「気にしないほうがいいわよ、ヒナ・・」
気にしないようにしたいけど、そんなことできないよ・・。
魔法使いになって、11ヶ月たった。

そして今は、11月21日。
残り時間は2ヶ月。

「あーっ、もうわけわかんないっー!!!」

お城には芽衣の声が響いた。

つづく
....第三章 飛んでいった魔法使い(短編)...★
本のつづきは、こうかいてあった。


「魔法使いは、自分は人間と思い込むことがある。
まだ、魔法使いと知らされていないからだ。

闇雲界より先にその魔人をみつけなければ・・・」
こっからもやぶれていた。


だが、皆はアリスの話が長すぎて、ねてしまったのだ。

つづく
....第四章 別れます!...★
「私、まだ逝きたくない!
   ――・・助けて!助けて!」



「んぁ・・」

私は、変な夢をみたから起き上がった。


『助けて・・逝きたくない・・』
何・・?この声・・。私に助けを求めて・・。

「・・なぁ、空〜あいつ外にだしてくんね?」
啓の声。そして、啓の指の先には私、芽衣だった。

「何それ・・ここはあたしの家だし・・ッ!
      ――・・・あんたが出ればいいじゃんっ・・」
「やだし。お前が出れば空と二人きりになれるし。」

は?
  
  ・・・・
空と二人きり

啓・・自分で何いってるかわかってない・・

さいってー!

「啓なんてダイッキライ!」
むかついたああ。

つづくー
....第五章 転入生は俺のライバル!?...★
「今日は、転入生がいる。入ってこい。」

「はいっ。西川大地(nisikawa daiti)です♪
よろしくねー!」

すごくかわいく、大地は女の子みたいだった。
「隣・・空いてるところは・・・」
先生が探し出して、芽衣を指差す。
「あいつの隣、あいてる。座れ。」

「はーいっ」


          ・ ・
「よろしくね? ヒ ナ さん♪

はい?今なんて?

  ・ ・
「 芽 衣 さーん、数学の教科書みせてくれ〜ぃ」

なんだ・・聞き間違えかぁ・・・

後ろにいた啓は、大地の事をにらんだ。

【こいつ・・ライバルかよ・・】

あさって、しあさってと、大地とどんどん仲良くなっていく芽衣。
それをみるたびに、啓は怒る怒る。


「芽衣、大地という男は・・危険よ・・?」

「なんでですか・・」

「彼は、闇雲会の副魔王なのよ・・」









は?



次の日

「大地、ちょっといい?」
いつのまにか、呼び捨てでよびあっていた。

「いいよーん」
                  ・ ・ ・
「あのさ・・大地って・・いや・・ ダ イ キ ・・」


「バレちゃった?あはは」

芽衣は、涙をためた。信じていたから。

「信じてたのに・・。」







「でも、俺はそんなの関係なく、


芽衣を好きになったんだよ!!」







ええ?


「芽衣は俺のことどう思ってんの・・」


つづく
....第六章 馬鹿野郎(短編)...★
「返事はまだいいから。」


答えはきまっているはずなのに・・どうして・・。


「芽衣ーッ!何やってんのー」
雄太だ。

啓の大親友の雄太は、芽衣の相談相手だった。






「・・ゆうた・・」


「ふーん、やっぱそーゆう関係だったんだな」
・・啓だ。

「何・・さ・・

話しかして・・ないじゃん・・」



「うざい。」




は?



「バカッ!」

啓、どーしちゃったのー!?


つづく
....第七章 ホモ(短編)...★
「今日、転入してきた三日月由紀(mikaduki yuki)だ。よろしく。」

またまた転入。


「席は・・」


「俺、啓の隣がいいなぁ〜!」


「ゲッ!三日月!?」

三日月は、啓に抱きついた。

「覚えててくれてありがと〜やっぱ好きやわ〜啓〜vvv」


・・ホモだ。


つづく