Change The World



by
まるちゃん☆ミ





第1章イジメ。
学校行きたくない・・・。
そう言って1日の生活が始まる。

高校1年のリホ。
小学校の高学年からいじめが続いている。

小学生の時のいじめは裏で愚痴を言われたり、
睨まれたり・・・。

自分は何もしていない。
何かしてしまえば、すぐに謝る。
そういう性格。

普通に過ごしているのに...
なぜいじめられるの??

中学になってイジメはエスカレートした。

自分の持ち物が無くなっていたり、
机がトイレの前に出されていたり。。。

それだけではなかった。
私が被害者なのに、何故か話した事もない子を私が
いじめたと言う噂が流れた。

放課後担任に呼ばれた。

「リホさん、なんでいじめを行ったの?」
「私はやっていません!!!逆に私が被害者なんですよ??」
「そんな事言ったって無駄よ。証拠があるんだから。」

そういって担任は私の机に写真を一枚出した。

その写真はトイレの前に机が置いてある写真だった。
机の横には、その子のカバンが掛かってるらしいが、
私はその子のカバンを見た事がない。

覚えがあったのは、私がいじめられた光景と全く一緒だった事・・・。

「机の横にカバンが掛かってるでしょ?
それがなによりの証拠よ。」

「先生!!待ってください!!本当に私じゃないんです!!
信じてください!」

「でもね、証拠が残っているから・・。」

そう言って私を残して先生はどこかへ行ってしまった。

誰がこの写真を撮ったのだろう?

続く・・・。
第二章 寸前
帰り道。
ずっと考えて 考えて・・・。

わからないまま
今の高校生活。

高校生になったら絶対いじめなんか
なくなると思ったのに。

なくならない理由がわかった。

金井隆二

広末彰

松枝朱莉

一緒の中学だった人・・・。

松枝朱莉は幼稚園の頃からずっと一緒だったけど、
おとなしい女の子だから違うと思う。

誰なのだろう・・・。。

そんな事を考えていると後ろに誰かが通った。
影だんだん近づいてきた。

「誰よ!!!!」
思わず叫んでしまった。

「彰で〜すっ。やっぱずーっといじめられると敏感になるものなのね」

「あんたが今まであたしの事いじめてきたんでしょ??」

「どーでしょう。そのうち犯人がわかるよ♪じゃあね^^」

「待って!!!!!!!」
そうしてアイツは逃げていった。

もういいや、犯人探しはやめよう。

「こんにちわ〜。」
今度は隆二が来た・・・。
いったい何をしたいの??
もう独りにさせてよ。。。

でも隆二のおかげで世界が変わるのだった。

続く。。
第三章 送信
「この子にメール送ってあげて〜☆
はい、メアド」

そう言われて1枚の紙を渡された。
・・・いきなり言われても・・・。

家に帰ってメールしてみた。
「初めまして。リホです。」

見知らぬ人にメール。。
はじめてである。
「リホちゃん??初めまして俺A高の芳樹!ヨロシクな!!」
テンション高い人だな;

「こちらこそ。」

「リホちゃんって彼氏いるの??」

「いないです。いじめられてますから。」

「えっ??!そうなの?写メちょーだいw」

あげたくない・・・。
どうせキモイっていわれていじめられるンでしょ??
もうずっといじめられてるんだからそのくらい私にだってわかるよ。

「嫌です。」

「だったら明日会おうw」

「いきなりすぎます;」

「だって顔きになるんだもん・・・。」

こうして二人はしだいに仲良くなっていき・・・。

続く。
第四章 現れた。
その次の日、知らない制服の男子が校門の前でしゃがみこんでいた。
一緒に横に居たのは隆二だった。

隆二「・・・あれがリホだよ。あいつまぢブサイクだよな〜・・」
芳樹「今日コンタクト入れてないからよく見えねー」

えっ、あの人が芳樹!?!?!?

芳樹は 髪が男のわりには長くて金髪で、
ピアスの穴が何個開いているかまったくわからない程沢山開いている。

芳樹は私の近くに近寄ってきた。
私はビビってるせいか、ズルズルとゆっくり後ろに下がっている。

芳樹「そんな、ビビんなくていいよ〜。怖く見えるけど女には優しいから」
隆二「それ自分で言うなよー。軽くナルシストだよ、それ!!」

リホ「あの..すいません。。わ、わたし..授業にでたいんで、通して..下さい。」
芳樹「ヤダ。」
リホ「えっ・・・・。」
芳樹「初めて会った日ぐらい遊ぼうよ〜」
リホ「お金持ってきてませんし..」
芳樹「大丈夫だって〜。俺結構持ってるし。あー、でも今日は少なめかもー」

そういうと、ヴィトンの長財布を制服のポケットからだして、
中身を見せてきた。
財布の中はクレジットカードばっかりで、しかもブラックカードが...
札の量ははざっと見て15枚くらい入ってた。
しかもすべて万札...

隆二「コイツん家、父さんも母さんも社長でさー、大企業なんよ。家遊びに行ってみれば??」
芳樹「来る?」
リホ「いえ...結構です。」
芳樹「そっか、そうだよねー!!女の子は外で遊ぶ方が好きだもんね!!」
リホ「いや、そういう意味ぢゃ...」

軽く芳樹は天然だ。
隆二「ぢゃあ、俺もあっそぶう〜!!」
芳樹「はぁ???!!駄目に決まってンだろ!!俺とリホちゃんの二人っきりのデートなんだからあ〜」
隆二「んなコト言って、他に女何人居るんだよ!!」
芳樹「お前、馬鹿!!リホちゃんの前でそれ言うなよ!!」
リホ「別に私は貴方と付き合ってる訳ぢゃないし、傷ついてなんかいませんよ...」
芳樹「そんな強がるなって!!」
隆二「お前が悪いんだよ!!」

私はこの空気になじんだせいか、
自然に笑っていた。
久しぶりにこんなに笑った。
何年ぶりだろう...

芳樹「やっぱリホちゃんは笑ってた方が可愛いよ。」
そういうと、私の頭を撫でてくれた。

芳樹の手は大きくって、まるで小さい時に親に褒められて頭を撫でてくれた時みたいだった。

なぜか心臓がバクバクしてた。
顔が熱い...

芳樹「あれ?リホちゃん、顔赤いよ?熱?」
隆二「あれれ〜、もしかしてリホちゃん 、芳樹のコト..」
リホ「べっ、べつに、そういう意味ぢゃ...」
芳樹「ぢゃあ付き合おう」

リホ&隆二「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」



続く。