あんたの想い



by
アユ...★



短編
あんたが言ってくれた。
信じた。信じたよ。

信じてたんだ

あんたの想いは、私に言ってると思った。



「佐々木さんってうかつに近寄れないよね〜」
「クールでかっこいいしっ、お金持ちで頭もいいし、だけど・・」

「しゃべんないのってむかつくよね〜」

わざとそうしてるの。
あんたたちと話したくないから。

うざい。むかつく。


お前らが私をこうさせたのに。

「あのっ、好きです!」
私にラブレターを差し出してきたのは、
1つ下の翔太だった....

「邪魔。」
好きって気持ちなんて、どうせすぐに消え去るから。

「俺、あきらめないからっ!」
それから翔太は、私にひっついてくる。

でも不思議、嫌じゃない。
私はいつのまにか、笑えるようになっていた。
自然と顔がわらっていたんだ。

翔太だったら、私の彼氏でもいいかも・・
そう思った。思ったのに。

翔太の言葉、信じたばっかりじゃん・・。

翔太には彼女ができていた。






それから翔太は、目があってもそらすようになった。

どうしてかな。

好きって何?やっぱりそんな軽いものだったんだね・・。

バイバイ、翔太への気持ち。

終わり