アリエナスな恋1



by




アタシ、田島 七星!中学2年生の生徒会長です。

今ものすごくはまってるものがあるんだ・・・。

それは・・・・、友達から誘われたチャット!

友達の名前は咲風 美優。

『生徒会長だからやるかわからないけど・・・。』

と言って誘ってくれたんだ。

今日は、五時にやる予定なんだよ!

チャットページに入るとすぐに、コメントが内緒話で来た。

『うち、雄哉!よろしくな。関西人なんだけど、大丈夫か??』

アタシはコメントが来ただけでもうれしかった。

『大丈夫だけど・・・。』

すると、美優から、コメントが来た

『あの、七星さ、雄哉君のことなんだけど・・。』

『何?』

『雄哉君のコと好きなんだ。だから、裕哉君に近づかないでくれる??』

七星は、美優の衝撃な一言に絶句してしまいました。

『それは・・・その』

『いいから!』

『わかった・・・・・・。』

雄哉君は、大切な友達なんだけど。

続く
2
(そんな事言われてもな・・・・。)

チャットを終わりお風呂に入ってベットにもぐって寝ようとしたが・・・。

寝れない・・・。

次の日

『七星〜〜!オッハヨォ〜!』

いつもより元気な美優に調子を狂わされる。

それより、あの事が聞きたかった。

『告白したの??』

ずっと気になっていた。夜も眠れなかった。

すると、美優のテンションが落ちた。

『・・・ふられたんだ。好きな人がいるって・・・。』

すっ・・・好きな人??

『好きな人って誰??』

『雄哉君に言うなって言われたけど・・。やっぱ教えない!』

と言って行ってしまった。

授業中も気になってばかり・・・。

帰ろうとして教室から出ようと思っていたときだった。

どんッ!

後ろから押された。

だけど、後ろには、誰もいない。

『誰??』

しーんとしたままだった。

怖くなったので走って逃げた。

いつもどうり、チャットをやると待ってましたって感じに雄哉君がいた。

『あのさ、ウチ告白されたんやけどどうすればいいん?』

だけど、近づくなって・・・・言われてるから。

そういえば無視機能がある!使おうとしたけれど・・。

友達だから裏切れない。使ってしまった方が楽か・・

楽じゃないけど・・・使ってしまった・・・。

七星は泣きそうになった。

次の日思わぬ事件が!?

続く
3
(やっぱり、無視するのは・・・やめよう。)

七星は無視機能を解除し雄哉君と話をした。

学校のこと、友達の事、先生の事。

雄哉君には話をして楽しそうにしているイメージあるかもしれないけど

現実の世界では笑っていなかった。

すると美優がチャットに入ってきた。

『何の話してたの??』

内緒話じゃないほうで来た。

『やっぱり、雄哉君とはかかわらないでね?』

内緒話で来た。

『今な、ウチと七星で話してたんよ!!な?』

『そうなの??七星?』

『あっ・・・・ウン。』

すると美優から内緒話で来た。

『かかわるなっていったよね??裏切ったの?ひどいじゃん。』

内緒話で送り返す。

『ゴメンね。本当にごめんなさい。』

『七星、生徒会長だろうと許さないから!明日からいじめるね?
    じゃあね!!』

といって美優は行ってしまった。

『美優、ゴメン・・・明日が怖いよ。』

次の日

『いってきます!』

『行ってらっしゃい!』

いじめられるなんて忘れてた。教室に入ると・・・

ビシャン!

バケツとともに水が降ってきた。

みんなで笑っているがわざとらしい。心の底から笑ってるのが一人いる。

その一人とは・・・美優だ。

『七星ぇぇぇ!覚えてるよね??忘れてたとか言わないよね?』

『なんでよ・・・?アタシ悪くないから!あんたが振られ・・・』

『うるさいんだけど?黙って座れば??』

私は言い返せず黙って座った。

キーンコーンカーンコーン

『今日は転入生がいます!どうぞ。』

ガラッ

『こんちわww橋本雄哉やで!関西人で趣味はチャットなんよ。
   ほな!ヨロシク。』

『えっ・・・・雄哉君??』

と小さい声でつぶやいた。

『雄哉君は・・・生徒会長の七星さんの隣です!』

雄哉君もわかったみたいだ。

アタシが、チャットをやってる七星という事を・・


続く!
4
休み時間になった。

『ねえあんた、七星なん?』

『あっ・・・そうだけど。』

『ちゃっとやってるん?』

隠しとこうかな??だけど・・美優に言われるだけだから・・・。

『やってるよ!!おもしろいんだよねwww』

あっ!気になってる事もうひとつ。雄哉君の好きな人って?

それは聞いても言わないだろうから、今度聞こうかな??

『七星〜〜〜〜!ちょっと来て!』

美優だ・・・。なんか言われる。悪い予感・・・

『うん!わかった!!』

『あれが美優なんか??』

『えっ!そうだよ??』

『そうなん?イメージとちがうんやな・・。』

『七星!!来て』

アタシは屋上に連れて行かれた。

『何??』

『実はね・・』

美優はくらい顔をした。

『振られたって言うのは嘘なんだ。』

『えっ??』

予想してたのと違いパニくる。

『実はOKだされたんだよ?』

七星は力がなくなりしゃがんだ。なんか嫉妬してる。

『だけど、七星と仲良くなってる雄哉君を見て・・。』

『離したくなったの??』

『うん・・・』

付き合ってたの??なんかうざィ。あっ・・だけどなんか、

なんか、付き合ってたことに嫉妬してる。

美優と雄哉君なんて合わないそう思ってる。

これってもしかして・・・。

あれだ・・・。

恋なんだ・・・。

続く
5
アタシは・・裕哉君の事が好きなんだ。

『ゴメンね・・・七星・・。』

許せない。だけど、許してみる・・もう一回信じるから・・。

『わかった!!じゃあね!!』

『七星!アリガトッ!!』

七星は涙を拭きながら走っていった。

教室に着き机で伏せてると、何かが触れた。それは、雄哉の手だった。

『何があったん??』

そんな事いえるわけない。

『なんでもないよ・・。』

『何かあったんやろ??教えてみ?』

教えたら、否定するのか??言ってみる。

『雄哉君って美優と付き合ってたんだよね??』

『・・・ああ。』

答えを急ぐ七星。

『ねえ隠してたんでしょ・・好きな人は美優だったんでしょ??』

『・・・。』

黙ったまま席につく雄哉君。

悲しそうな顔・・・。

そんなに隠しときたかったの??

『七星!』

このコは青木 凌。何よりのマブダチ。

『・・何??』

『あのさちょいきて!』

『え無理。ゴメンね。』

じゃあメールで話すといって席についた。

もうなんなの??

イライラを抑えきれない。

だけど、雄哉君にどきどきしてる。

やばい・・止められないよ。

続く
『家どこなん??』

気を取り直したように話す雄哉。

『えっ?○△○●町だよ?』

嫉妬している七星

『一緒や!!じゃあ今日一緒に帰ろうな!!』

『・・・・うん』

帰り

ピロリン♪

『あっメール!!』

    七星へ

あのさ、いいたいことあったんだ・・・。

あのな、マブダチだったじゃん??

だけど・・付き合ってほしい。

俺の方が雄哉より優しくするよ・・・。

お願い!   返事は一ヵ月後まで!

凌より


えっ!付き合う??

『どしたん??』

『なんでもないよ??』

『あっそうなんか!じゃっ帰ろうか!』

『うん!』

『七星!!アタシもいい??』

美優か・・。

『いいよ!雄哉君はいいよね??』

『ええよ!』

『ありがと!雄哉!』

チュ!  見てしまった。

ほんのわずかだが、雄哉と美優がキスしてたのを・・・

『愛してるから〜〜!雄哉!』

『・・・俺もやで!!』

ズキッ  胸が痛む。

七星は走って帰った。

ご飯を食べずにお風呂に入り、体重計で体重を量ると・・・

5s減

『もう・・・イヤだ。』

チャットをやると、美優と、雄哉だけがいた。

入るんだ・・

入ると重い空気が流れていたと思ったら、

明るかった。

『美優聞いて!!今日雄哉と遊んだんだよ!』

『楽しかったな!!』

『それ自慢??』

『は?七星何いってんの?』

『自慢したらあかんよな!ごめんな。』

『ごめん!塚デートするんだ!!』

『良かったね!!じゃっ!』

退室した・・。

アタシってなんて弱いんだろう。

美人じゃないけど・・・

特別じゃないけど・・・

アタシを好きになってくれる人って

凌しかいないのかな??

だけど凌とはマブダチでいたい。

どうしよう・・

続く
一週間後

『美優おーい!』

七星は気を取り戻していた。

『あー!七星!!』

『デートどうだった??』

『観覧車のてっぺんでキスした!!』

ズキッ   また痛む

だけど、雄哉くんがOK出したんだから。

『良かったね!!』

『じゃっアタシ先行くね!七星じゃあね!!』

はあ疲れた。

『おーい!七星』

凌だ・・。

『返事決まった??』

『・・・。』

『七星??』

早足になる七星。

『最近避けてるでしょ?』

『いいじゃんどうでも。』

ガシッ

『どうでも良くねえよ!』

『痛いよ・・。放してよ!』

『ゴメン・・。だけど俺マジだから。』

といってさき行ってしまった。

『何よ・・・。』

ポロ   涙がこぼれた。

この先いったいどうなる??

続く
一ヵ月後

『今日で最後!塚今決めて!
   付き合ってもいいならキスして・・。』

雄哉君がだめなら・・・。

ちゅ!

『馬路でいいの??』

『うん』

『ありがとうな!』

『今度デート行こうぜ!雄哉たちとWデート!!』

『聞いてみる!』

『いいやんか!なっ!美優』

『おめでとう!七星!いいよ!』

『ありがとう!』

楽しみになってきたが・・。

何かがつまってる

本当に・・・本当に凌でいいのか・・・。

そんな事いったら凌に嫌われるね・・、。

でも・・・・。

やっぱり

どっち??

続く
デートの日当日

『おしゃれしてるな!!』

『かわええよ!』

『あったり前じゃん!ねっ七星?』

『・・・・・・うん。』

『最初何乗る??』

『やっぱりジェットコースターでしょ!』

七星と凌は一番前、美優と雄哉君は七星たちの後ろになった。

『ひゃああああ!』

『怖!七星大丈夫??』

『うん。』

つまんない。何かつっかえてる。

多分・・いや絶対凌でいいのかだよね。

私はやっぱり・・・。

『次観覧車のらへん??』

『賛成!塚提案があるんですよね!!』

美優の言葉に耳を傾ける。

『雄哉君は七星と、アタシは凌とで
   パートナーチェンジしない??』

みんな大きく首をたてにふった。

『決まり〜!凌行こう!!』

『七星行くで!!』

『うん!!』

さっきより喜んでる・・・。

楽しい、うれしい。けど少し悲しい。

『わあ高くなってくるね!!』

子供みたいにはしゃぐ七星。

『あのさウチ話あるんやけど。』

『えっ??』

もうちょっとで頂上に行く。

目を見れない。真剣だから。

『ウチ、別れるから・・・。付き合ってほしい。』

といって七星を抱き寄せた。

『そんなことしたら美優が・・・。』

『多分、美優は凌が気に入ってあんなこと言ったんや・・。』

そういえば美優無理してた。

頂上についたとたんの事だった。

唇がそっとほっぺたに優しく触れた。

『付き合ってくれへんか??』

『いいよ・・・。』

唇が・・・七星の唇に触れた。

『普通にしてえからな!』

『ありがとう。』

下についた。

美優と凌が待っていた。

『雄哉ゴメン。アタシ凌と・・』

『わかってるで。付きあうんやろ??』

『ごめん!俺から告白したのに・・。』

『いいよ!あたしだってうれしかったよ!そのときは。』

『七星ありがとう!』

5年後

『ウチ話あるんやけど。』

『何??』

『結婚してくれへん??』

『マジで??』

『うん!』

『もちろんいいヨ!』

『七星!愛してるで!!』

これは世には本当にないアリエナスな恋だったのでした!