薔薇乙女パロディ



by
ayu..!★




第1ドール 水銀燈
「 からたち・・の・・・花・・が―咲いたよ―― 」






          いつも窓の外から聞こえるこの歌





          なぜだろう、すっごく ホッとする





          「 ―・・あ、水銀燈。お帰りなさい 」




          彼女はめぐ。


          最初は、めぐをマスターにしようと思ってた





          でも  めぐは死にかけの仔




          「 ねぇ水銀燈、この前の指輪―

            いつくれるの? 」




          「 さあね.あんたみたいな死にかけの人間――

            それより、さっきの歌

            つづき―歌って 」




          めぐは、つづきを歌う


          「 白い―・・・・・♪ 」




          


          めぐが、寝た後のことだ








          ガタンッ!!


          「 誰?」


          「 ・・・・・―私は、薔薇水晶

            ローゼンメイデン 第7ドール 」



          「 第7・・・・ドール? 」







          
          
          
          「 ローザミスティカがあれば―― 」







          ローザミスティカ、その言葉が


          あたしの頭をよぎった


          
          
          
          
          
          
          
          『 ごめんね―・・・めぐ―・・・・・ 』
第2ドール 金糸雀
「 143回目の失敗をして、ようやく―かしら!! 」





          ピカピカと光る人工精霊




          「 ピチカート!!何しているの!? 」





          よろよろと動く人工精霊に、金糸雀は激怒した


          ばたん――






          その音と同時に、ピチカートの動きがとまった






          「 ああー!!かしらー!!! 」



          そう、金糸雀は ドアが開くのを待っていた



          ピチカートは、ドアを開いたのを知らせようとしていたのだ



          「 まあ、いいかしら!!

            みっちゃんが作ってくれたお弁当で

            体力増加かしら〜♪ 」



          

          
          
          もぐもぐと食べる金糸雀に、

          ピチカートはドアをみはる



          「 みっちゃん特製の〜砂糖入り玉子焼きー♪ 」




          そして、フォークに玉子焼きをぶっさして







          その瞬間




          「 カーカーッカー!! 」



          カラスが、玉子焼きをたべてしまったのだ






          「 ・・・・・・・・・・・・ 」







          「 うぅ・・大丈夫なのよピチカート

            玉子焼きぐらいで・・玉子焼きぐらいで・・・ 」


          
          


          
          
          とにかく、この話からわかることはただひとつ



          金糸雀は、ドジだ。