たった一つの奇跡〜大切な人〜


by
ゆり



あれはいつだっただろうか・・・

俺の大切な親友・・・真衣香が・・・事故で亡くなってしまったのは―――――――
第一章 春
4月・・・俺と真衣香は同じ高校に入学した。
幼稚園の時からずっと一緒に過ごしていた。
どちらか1人でもいなくなるという事は俺達にとって有り得ない事だった。
いつになってもずっと2人でいると信じていた。
しかし、未来は突然変わり、悲劇が起きた・・・
5月・・・俺と真衣香はいつもみたいに学校に行った。
俺と真衣香が学校の帰りを一緒に帰っていたら・・・道路で・・・
キキ――キキキキ――――
・・・・・・
真衣香は信号無視した車に引かれてしまった・・・
「真衣香!!真衣香!!大丈夫か!?」
しかし真衣香からの返事は無い。
「お願いだよお・・・目を覚ましてくれよお・・・
俺は真衣香がいないと生きていけないよお・・・お願いだよお・・・」
俺はすぐに救急車を呼んだ。
しかし、病院に着いた時点で医者の方に・・・
「残念な事ですが・・・お亡くなりになられました・・・」
俺はショックだった。
車を運転していた人への怒りと真衣香の死んだ悲しみで頭の中がいっぱいだった・・・



つづく
第二章 夏
自己紹介が遅れたね・・・俺の名前は浩貴(ひろき)。・・・


7月・・・俺は、真衣香がいないと何もやる気が起きない・・・
・・・!そうだ。俺も真衣香の所に行こう。天国で真衣香と一緒に過ごそう・・・
そう思った時、「駄目!!死ぬなんて絶対駄目!!」
俺の前に一人の女の子が現れた。なんと、真衣香だったのだ・・・
「何でか知らないけど・・・幽霊になってこっちの世界にきちゃった♪
多分・・・何か思い残した事があったんだと思うんだけど・・・
ま。いっか♪
また、浩君(ひろくん)に会えたんだもん*
私の思い残した事が完全消えるまで、ずっとこっちの世界にいるから*
これからもよろしくNE%」
こうして俺の人として有り得ない生活が始まったのだ・・・


つづく