貴方との時間



by
苺みるく





主な登場人物
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主人公 ふみ

さよ ふみの学校にやってきた転校生
かな ふみの親友
ゆり ふみの親友

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私の学校に 転校生が来た。
さよという女の子だった。

さよ「今日からこの学校で一緒に皆さんと過ごします、さよです。」

ふみ「ふーん。転校生ね。第一印象から見て静かな人みたい」
かな「だねぇ・・・。この人とはあんまりはしゃげない・・・」
ゆり「ねぇ、この子どんな子だろ!私は期待してる。わくわくじゃん?うちの学校 
人数少ないし、転校生なんてめったにこないし?」
ふみ「たしかに静かな人みたいだけど…ゆりに同感!!」
かな「ねぇ・・・、この子どこの席だろぉ??」
先生「さよさんの席は、ふみさんの隣の席ね。」
ふみ「ぎょ!!私のとなり・・・。大丈夫かな。。。」

さよ「初めまして。よろしくね」
 さよは初めてでとってもとっても緊張していて
 だけどめいいっぱいの笑顔で挨拶をした。
ふみ「よろしく。わからない事あったらなんでも聞いてね。私うるさいけど・・・(笑)」
ゆり「それいえてる!!(笑)」
ふみ「ちょっとゆり〜?どういうことですか?」
かな「ぷっ」
ふみ「ま、こんな感じですがよろしくね、さよちゃん」
さよ「あ・・・さよでいいよ。さよの方がなれてるし。」
ふみ「そう?。。じゃ私のことは ふみ で!」
さよ「うんうん」
ふみ「じゃよろしく!さよ!」
さよ「うん、よろしく!」
 さよはふみたちの様子を見て、安心したような顔をすると
 親しげに返事をした。
さよ:(早く仲良くなりたいな・・・)

―お昼休み―

ふみ「さってと・・・」
ふみ「さよ!一緒におべんと食べよ。」
さよ「うん。いいよ。私も誘うところだった」
ふみ「あはは。学校の事いろいろ教えてあげるからね」
さよ「ありがとう。いっぱい教えてね!」
さよ(この子優しいな〜。)
ふみ「でね、夏には◎×◇△■があってさ〜」
さよ「うんうん」
ふみ「冬には大きな大会があるの!◎×□▼とか!」
さよ「ふ〜ん・・・。秋はないの?」
ふみ「秋は文化祭あるけど・・・嫌い。」
さよ「あ、それ言えてる!!私も〜・・。なんかさぁ・・・なんていうか・・・あれだよね。」
ふみ「そうそう。なんか嫌。。」
さよ「えっ、アレ って言っただけでわかったの?ふみすごい。」
ふみ「まあね。」
さよ「私等、気ぃあうね」
ふみ(なあんだ、気の合う子じゃん。静かでもないし楽しい子だなあ)
さよ「ねえ、ふみ。明日もお話聞かせて。一緒にたべようね!弁当。」
ふみ「うん!」
さよ「じゃ 私食べ終わったし・・・ ありがとね。」
ふみ「どもども。じゃまた明日。」
さよ「うん!!約束ね。きっとね。」

その後二人は一緒に帰ったり遊んだりなんだり
二人の仲どんどん深まっていった。

ふみ「ママー!ただいまぁ!!」
母「あら。今日はごきげんね。なんかいいことでもあった?」
ふみ「うん、きょー、転校生きた!!むちゃ気、合う子!」
母「よかったじゃない。」
ふみ「あたりまえだってば。ママ。早く明日にならないかな!」
母「ふみが学校行きたがるなんて珍しい事ね。いつもは面倒面倒って騒いでるじゃない。」
ふみ「明日いっしょに学校いく約束してんの!おべんとーも一緒に食べるの。」
ふみ(早い事全部終わらせて早く寝て明日は早く起きて学校いこーっと!)

―晩―
母「ふみ、御飯の支度できたわよ。早く下におりてらっしゃい」
母はふみの部屋へつながる階段を覗き込みながら
大声で言った。
ふみはいつも面倒そうにしぶしぶ階段を下りるが、今日はか違ってた。
ふみ「はーい」
母「あら。いつもは何回も呼ばないとこないのに。」
ふみ「そうそう。明日が楽しみだから。今ムチャうきうき!」
母「そう。じゃあ早く明日になるために早く寝ないとね」
ふみ「ママ。あたし子供じゃないよ?その言い方やめてー!!」
母「ふふ。」

―次の日―
ふみ「まま〜!行って来ます!!」
母「忘れ物無いわね?」
ふみ「うん!」
母「そう。」
ふみ「じゃ、いってくるね!」
母「いってらっしゃい。」
ふみ「いってきまーす!」

さよ「おはよ!ふみ。」
ふみ「おはよー!今日はいつもより早くきちゃった。へへ。」
さよはニコッと笑顔で返事する。
ふみ「今日も楽しみ。」
さよ「・・・?どうして?きょーなんかあったっけ?」
ふみ「ううん。でも、さよと一緒に過ごす時間だから楽しみなの!」
さよ「あはは。私もだよ!」



―つづく―

貴方との 出会い

貴方の笑顔 もらいうけ

笑顔をかえす 私

特別なものを 与えてくれた