2005年11月23日大阪府岸和田市の牛滝山大威徳寺と
貝塚市の水間寺に行ってきました

牛滝山 大威徳寺
和泉葛城山への登山口でもある牛滝山大威徳寺は、弘法大師が修行の地に選び、多宝塔などを
建立。その 後比叡山の学僧が修法し、大威徳明王の像を彫刻したという真言宗と天台宗の二宗
に 所属する由緒あるお寺です。天智天皇の頃は大いに栄え、この谷あいに48もの堂宇 が並んで
いたという。以後も時の権力者の保護を得て力を誇っていたようだが、江戸 時代末ごろから 衰退。
しかし、朱塗りの多宝塔の均一のとれた美しい姿は時代を経た今も変わらない。 鎌倉時代の僧、
恵信僧都の歌である、『よそにしてまた見ぬもうし滝の名にこそたて れ山の紅葉』。鎌倉時代、す
でに紅葉の名所として名高かったことが分かります。
水間寺
聖武天皇の勅願により、厄難消除のために行基が建立したもので、当時は150余の宿坊があっ
たが、織田信長の兵火にあい、その後、岸和田藩主岡部氏によって再建されたものが、現在の
堂塔です。境内の愛染堂にはお夏清十郎の墓があり、墓前の花立は、寄進者、林長二郎と田中
絹代の名が刻まれています。かたわらの愛染橋は一名「縁結びの橋」と称されています。