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色の消えた町



by
萌―★





  



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「そろそろだね」
「そうだな」

ある町では、ある戦いが起きてしまう。
起きる前に全てなくなってしまうがよい・・――。



「眠い・・」
そう呟いたのは望月愛(motiduki ai)だ。
この色の消える町に住んでいる。
この頃は、まだ皆は気づいていなかったんだ。

幸せにくらしていた・・――。

草原は緑色。
空は水色。
桜はピンク。
きれいな色がまざっている、「まざり木」という木がある。
その木は、色のみなもとで無くなってしまうと、
この町の色は、1色ずつ消えてしまうのだ・・――。

この町の名前は「色町」だ。


「綺麗・・」
そう言ったのは、ミキ・シェンジェルドだった。
「だけど、もうすぐ消えてしまうんですよ?」
そう言ったのは、カイ・ブレズンだ。
「カイ!それは言わないでっていったでしょ?」

「失礼いたしました。お嬢様」
「いいよ・・・・それより、来たかいがあったわね」
「そうですね」
ミキ達は知っていた。この町の終わりと、終わりの理由を。
最終決戦が始まろうとしていた。


「ゲームのスタートだ・・」
「ふふ。前回は死者がたくさんだったけど・・今回はどうだろう♪」
そう言ったのは、↑から『カズ』『クロ』だ。
カズは、まざり木を切り倒した。

なんてことだろう。色は一色ずつ消えてしまう。
「・・・・・?」
愛は嫌な予感がしていた。その予感はあたっていたんだ。

最初は何色からきえてしまうのだろうか。

町中の人びとは、軽々しく、楽しく・・
色の事もしらずに遊んでいた・・。

この後どうなるかも知らずに―


町にはナイトメアがでてきていた。
槍を持ったナイトメア。
ナイトメアの後ろには、ボスがいる。
その手には銃。
「うっそ・・」
愛は窓から見ていた。
急いで逃げてついた所は、まざり木だった。
「嘘・・倒れてる・・」



水色が消えた。
空の色
川の色
水の色

水色が全て消えてしまった。

もし次に肌色が消えてしまったら私たち人間は
消えてしまう・・

次は何色がきえるのだろう・・

to be continued
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愛はパチッと目が覚めた。
町を見るが、ぜんぜん変わっていない。
「水色の話は夢だったのか・・」

ピコーンピカーン
変な音がする。この音は学校が始まる合図だ。
「やばっ!遅刻だ!」
遅刻なのに、なぜかまざり木がいる所に来てしまった。
「切り倒されていない・・やっぱり夢だったんだ・・」

愛は遅刻ということを忘れてトボトボ歩いていった。
「望月!大遅刻、罰としてこのプリントをやれ!」
教師の近藤瑞樹(konndou mizuki)先生だ。
「はー・・」
愛はため息をついて席についた。

【早く見つけて】
心の中で声がした。
「え?」
【もう消えてしまう・・。色が・・色が・・】
愛は今日の夢の事を思い出した。そして、ハッとした。
「予知・・夢?」
窓の外をみた。だけどナイトメアは来ていない。

昼休み
「よっ!愛ってば、今日大遅刻だったね♪」
「そうそう!何していたの?」
↑から、智親友美(tomotika tomomi)と松坂レナ(matuzaka rena)だ。
「えっとn・・・」
愛がいい終わる前に誰かがさけんだ。


「ギャー!!!!!」



「ぬぁっ!?」
愛達は驚いて、叫び声の方へいった。そこには人が立っていた。

「俺の髪がー!」

水色が下にどんどん落ちていく。
「まじで・・予知夢・・・・・?」
愛はそう呟いた。友美達には聞こえていたらしい。
「如何したの?私達に言ってみなよ」
友美達には、夢の事を話した。


「やはりそうだった・・」
後ろから声がした。後ろを見るとミキ・シェンジェルドが立っていた。
「ミキちゃん・・・?」

「まざり木は、夢の中で切り倒された・・」
ミキは怖い顔をして、私達に言った。

「愛ちゃん、あなたしかいないの。救世主は・・――」
「救世主?」
「まざり木の中の世界に入るの。愛ちゃんしかこの世界を救えないの・・」
ミキは一瞬だけ悲しい顔をした。だけどそれも一瞬だったので、すぐに怖い顔をした。

「どうするの?まざり木の世界に入る?」
「そんなのきまってるじゃない・・」
「?」
「私は入らない。友美達とこの世界でくらすんだから・・」
ミキは愛を睨んだ。愛は睨み返した。

「そっかぁ・・じゃあ無理やり愛ちゃんの前世の記憶をみせないとなぁ・・」
ミキは愛のおでこに手を当てて、呪文を唱えた。

「ARABIASU・SYUESU!」
アラビアス・シュレス

友美達は眠らされて、愛はその場で倒れこんだ。

to be continued
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「リズ・・」
「鍵にやどいし悪魔の影よこの村を焼け・・」

リズの顔を見ると、愛にそっくりだった。



「うわああぁ!ナイトメアだあぁぁ!!」

村の人々は、ナイトメアと叫んだ。

「リズ・・殺してやる!」
村人は木の枝をおった。とんがっている。
「うあぁあああああああ」
リズはさされた。出血がとまらない。

「くそッお前ら!」
リズの声は愛の声と似ていた。全て同じではない。

リズは血を吐き出してヨロヨロと、ある門まであるいた。
「リズをその門の中にいれるなあ!」

村の人々は、リズを銃で撃ったりしていた。
リズは、それをたえて、門の中に入った。

中には光。光をあびたリズは体力を回復した。

深かった傷も治っている。
「この村は終わりだあぁああ!!!」
ナイトメアのボス、クロが言った。

「助かりたい人は前に来い。助けてやるよ・・」
カズが言った。

村中の人々の数人は前にでた。
「お前ら、並べ!」

『新たな呪文・・ブタックタトゥ!!!!!!!」
ブラックタトゥを受けたものは、一生呪いに苦しむ・・。



リズはその場から逃げようとした。
そしてブラックタトゥを受けてしまった・・。

「う・・ちくしょう!クロめぇええ!」
リズは生まれ変わって、クロを倒そうとした。
生まれ変わりの扉に入った。

一人で入れば、生まれ変わる前世の記憶はある。

だが、二人で入った時は、前世の記憶は覚えていない。
リズが入った時に、もう一人が入ってきた。

そして愛(リズ)は、前世の記憶がなくなった・・――。

to be continued
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パチッ
愛は起きた・・。目の前にはミキがいない。

「大丈夫?愛、急に倒れたんだよ」
友美が言う。なぜか愛は保健室にいた。
「なんで私保健室にいるの?」
「何いってるの、愛が急に倒れて、ミキちゃんが運んできてくれたんだよ」
「そっか・・」
【さっきまで私、屋上にいたのにな・・】
そう愛は思った。


前世の記憶は恐ろしいものだった。
だが、愛は、自分がリズだった、などとはまだ気づいていない。
にぶいのか・・天然なのか・・。
「リズ・・」
愛はそう呟いた。
「生まれ変わりの扉・・・・・」

「久しぶりーっリィーズゥ?」
声がした。友美達も、先生も誰もいない。
「上だよぉ♪」
愛は上をむいた。そこには黒菜がいた。
「あ、黒菜ちゃん、どうしたの・・?」
黒菜は、同じクラスのかわいい子。モテモテですぜぃダンナ≪待
「私黒菜じゃないよ。ナイトメアのボス、クロだよ、リズ」

「嘘・・クロ・・って・・てゆーか私リズじゃないし・・愛だよ」

愛は苦笑いした。でも、本当に愛はリズだ。

「じゃあ愛ちゃんに問題♪リズは何の扉をくぐったんでしょう♪」
「生まれ変わりの扉・・・」
「正解♪で、生まれ変わりの扉に一人ではいったら?」
「前世の記憶は消えない・・?」
「正解ーっ★で、二人で入ったら?」
「前世の記憶は消えてしまう・・あ!!」
愛は気づいた。自分(リズ)が、生まれ変わりの扉に入り、生まれ変わって愛になったと。


「あなたはリズ。私の手下。そして右腕には・・」


ブラックタトゥ

愛の体が浮かんだ。髪も長くなっていく。そして、目の色も変わっていく。
本来の自分がでてきたのだ。愛はもう愛じゃない、リズだ。
「久しぶりだな・・クロ・・」
「でてきていいのかなぁ?リズ、でてきたら力が減っちゃうんだよ」

「うるさい・・私はお前を倒す。それまで・・ゲホッ」
リズの力は消滅していっている。
「まっていろ・・」
リズは光だして、愛に戻った。


『待ってる・・だから、まざり木の中に入って』



色、イロ、iro・・・
全ては色から始まった戦いである。
救世主がいなかったら、この町は終わりだ。


皆死んでしまう。
それでもいいの?リズ。


そう声がきこえた。そして起きたら・・――

まざり木の中にいた。


旅はここから始まるのだ。

to be continued
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「ここは・・」
綺麗な水色の空がある。下には、きれいな黄緑色の草。
フサフサしていて気持ちいい所だった。
「気持ちいいーっ♪」
ボドンッ

「いたた・・着地失敗だったあぁ・・・」
「大丈夫ですか!?お嬢様!!」
ミキ達がいる。なぜ、ミキがいるの?と、リズは思う。




「あ、あい・・じゃなくてリズじゃんっ。」
ミキはそう明るく言う。

「戦う気になったんだ?よかった。でもその姿じゃ殺されちゃうよね。このマントかぶって」


それは黒いマントだった。帽子があり、かぶると、顔が見えなくなった。

「これじゃ、周りが見えないよ、ぶつかっちゃう」
「ポッケにあるボタン押して」
ボタンを押すと、目と口と鼻だけ見えてきた。

「これなら顔隠せるよ。ついでに、これは周りの人から見れば、マントじゃなくて美少女だから安心してね」

ミキもマントをつけて歩きだした。


「ここは・・?」
歩き出してついたところは、【レズディ】と言う町だ。


「あら?旅人さん?、かわいい子ぉやなぁ」
なぜか関西弁の人。しかも女の子。
「ここ、寒いやろ?中入り。暖まるで?あ、私の名前はヨナやで!」
なんか明るい子。

「私はリ・・」
名前を言おうとしたら、ミキがリズの口をふさいだ。
そっか。リズっていったら殺されちゃうよね・・。うんと・・。


「ナル・・私はナルだよっ!!」
「かわいい名前やなぁ!仲良くしてなー」
「うん。よろしく」



「綺麗な町だなぁー」
「やろ?だけどなぁー許せない奴がおんねん。リズとクロ・・あいつらは最低や。悪魔や・・この町を一回壊したんや・・」

「ごめん。」
「どうしてナルが謝るん?悪いのはナルやないやろ?」
「そうだけど・・。」





「・・あ、そうだ!クッキー食べない?」
ヨナはクッキーを持ってきた。なんだかおいしそう。姿形もなんかイイ!


「おいしいっ!!」


「なぁー、なんでナル達は旅してるん?」
「ナイトメアのボスを倒すため・・。」

「そうなん?だったら武器買いにいかへん?かっこええのあるでー」
「いくいく、ミキちゃんは?」
「行くー。」

そして、武器屋に行った。
「これがいいかな・・。」
それは、一本の長い杖。
はじっこはとんがっている。


値段のほうを見ると・・・

「・・・?!」

【リズをさした一本の杖。タダで差し上げる】
そう書いてあった。ナルはびっくりした。
私をさした杖。憎かった。

「こっちにする」
隣にあった杖を手にして、買った。




「皆逃げろーっ!」


外から声がした。ナイトメアの部下のブレアスがいる。
「そろそろこの町もおわりだなぁー!あはははは!!」


戦いは始まろうとしている。

to be continued
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「ブレアス・・!?」
「貴様、なぜ俺の名前を知っている?
まさかお前リズかぁ?あの逃げまくりの負け犬リズかあぁぁ?」


「ブレアス・・だっけ?・・この子はナルやで!リズなわけないやろ!!」



「うるさいなぁーお前まじで邪魔、寝ててくれない?」
ブレアスは、ヨナを突き飛ばして、町中の皆を眠らせた。

「お嬢様・・これは・・」




『ナイトメアの一員、ブレアス・ショリマズ・・』




ナルは、さっき買った杖を持った。

「・・よ・・も・・け・・・させ・・な・・」
「はあ?聞こえねえよ!ちゃんと話せ!!」
「よくも、ヨナにケガさせたなぁ!」
ナルの体は浮かんできた髪も長くなり、目の色も変わった。
リズになったんだ。

「久しぶりだなあ、リズー!!!!!!!!
俺はお前を殺すためにいきてきたんだよ!!
あはははははははは!!!!!!!」



「あいかわらず・・うるさいな・・」


「なんだとお!?リズお前はそこで死ぬ運命なんだよ!!」
ブレアスは攻撃をし始めた。リズには通じない。


「ブレアスが死ぬ運命なんだ・・」

リズは、





「EJOASU・DESSE!!!」
エジョアス・デッセ
爆弾の攻撃呪文だ。


ブレアスはそこで滅びた。






ナルに戻った。ナルは、町を綺麗になおした。


町中の人々からたくさんお礼をもらった。
「本当にありがと、ナル!」
ヨナも元気だ。



「また、会えるよね?」
ナル達はこの町からさよならしなければならない。
次の町に行くために。

「会えるよ、きっと。」
握手をした。やさしい暖かい手だった。




次の目的地は、ファイブオバセズと言う町だ。


to be continued
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ファイブオバセズについた。
「なんか・・すっごく暗い町だね・・」

ファイブオバセズはどんよりした町だった。

「ナイトメアは、この町を100回以上破壊したからね・・」
「ゴメンナサイ・・・」
ナルまで暗くなってしまった。ミキは苦笑いをして、一歩前に進んだ。


「行こう」

ナルはそう言って歩き出した。

「人がきたぞぉ!!!ナイトメアかもしれないぃぃ!皆非難しろ!」
町の人はそう涙目で叫んだ。怖い目に何回もあっているからだろうか。


「違います。私たちはナイトメアを倒しにきたんです。」
ミキが前にでた。なんかニッコリ笑っている。


「本当かい・・、お前さん達・・?」
「は・・はいっ!!」
ナルはビクゥッとしながら答えた。

「ちょっと話を聞かせてもらえませんか?ナイトメアの・・」




「ナイトメアは・・2年に1度は必ず現れる・・しかもボスが現れるんだ!!!
二年前にボスのクロが現れてから・・俺等の心はとじてしまったんだ!!」

「そうですか・・。」


ミキが黙り込んだ。ナルは何かに気づいたように、町の人に問いかけた。


「二年前って事は・・・・もしかして・・」


「ああ・・二年がたってしまいました・・そして、いつも4月3日にくるんだ・・」



『そして今日が4月3日』
クロの声だ。ナイトメアのボス、クロがきてしまった!

『二年ぶりだなぁ、この町も・・』

「まって、どうしてこの町を狙うの!?」
『この町がムカツクからだよ♪』



『人間ってムカツクんだよねえ!?
私達が現れただけですぐに攻撃する・・
私達は攻撃していないのにねぇ?
ねぇナルー?ナルがよければまたこっちに戻りなよ♪』

クロは笑いながらそういう。
全ては色から始まったもの。



だが、色を憎んではいけない。



一方、人間界は・・。

「うわー!私のプチトマトが消えたー!」
赤が消えてしまった。
どんどん色は消えていくばかりだった。


「色は関係ないでしょ!?」
『全ての色がほしい・・。その色で・・私が生まれた白い町を・・綺麗な色で包むの!!』


「だったら私は、今あんたを倒す!!」



to be continued
stor7の予告


最終決戦が始まる。
「ナルー!あいつの弱点は!!」

「黙れ!」

「緑色がなくなった。後は肌色しか残っていない!」

肌色が消えてしまうと

人間が消えてしまう!
「肌色が消えたら、あんたたちも消えるんだぞ!?」

クロは、私達が消えるなんて知らなかった!?
「え?何それ・・」


次回、最終回!
stor7 ラストステージ
「だったら私はあんたを倒す!!」

「ウェポン・・」
クロがそう唱えると、手が剣になった。
そしてこっちに攻撃をしてきた。

「うあぁっ」
おなかに突き刺さった。

「痛い・・よくもやってくれたな!!」
「うるさいっ!お前など、死んでしまえばいいんだ!裏切り者め!」
死にたくはない。
私は前世にひどいこどをしてきた。

でもそれをつぐなうために

こいつを倒す!














「アールビート!」








そう、ナルが唱えた。町中の人々は、なぜかビックリしている。
これは伝説の呪文だ。







「これで終わりよ!クロ!」




ズザァアア・・
雨がふった。


この雨は、勝敗がきまったときにでる。
色の雨・・。


「プチトマトが現れたー!」
人間界ではそう驚いている人もいる。



どちらが勝ったかって?
それはあなたが決めることです。

この物語の続きはあなたの想像にお任せします。


「よかった・・」


ラストステージ 完


色の消えた町 END